ベルマーク運動説明会 6月6日(金)横浜②


(2014/06/10)印刷する

横浜市立宮谷(みやがや)小学校

宮谷小PTAのベルマーク担当のみなさん

地域の応援に発奮、努力重ねて20万点に

 おはようございます。私たちは、昨年度、横浜市立宮谷小学校の学年学級委員会において、ベルマークの回収を担当しました。初めての活動に最初はとまどいましたが、無理なく楽しみながら行うことをモットーにして、一年間取り組みました。今日は、私たちの1年間の取り組みについて発表します。よろしくお願いします。

 明治41年に横浜市尋常青木小学校として開校した宮谷小学校は、今年で106周年を迎えます。横浜駅より徒歩15分のところに位置し、近隣には緑あふれる三ツ沢公園があります。三ツ沢公園には陸上競技場、野球場、テニスコート、サッカー場などがあり、様々な大会が行われています。Jリーグの試合が開催されることもあり、週末には大勢の人でにぎわいます。
 現在、宮谷小学校には961名の児童が在籍しています。子どもたちは「宮谷っ子」と呼ばれ、毎日元気いっぱいに過ごしています。本校は、平成17年度に「健康科」を立ち上げました。食育推進校、体力向上推進校でもある本校では、児童全員が「栄養の歌」を覚えます。そして、どの食べ物にどのような栄養があるのかを知り、規則正しい生活のなかでバランスのよい食事をいただくことの大切さを6年間かけて学びます。また、高学年の希望者が始業前にタグラグビーの練習を行うなど、体力の向上に努めています。

 毎年6月には、地域にお住まいの山分親方(元 武雄山関)のご協力で大相撲宮谷場所を実施します。現役の力士の方をお招きして一緒に相撲を取り、子どもたちは国技である相撲に親しみます。9月には、宮谷小学校、軽井沢中学校、地域が一同に集う「ふれあい☆みやがやまつり」が行われます。一中一小の関係である軽井沢中学校と合同で取り組むこの行事は、地域を上げて盛大に行われます。小学校、中学校の先生、PTA、児童だけでなく、近隣の自治会の方々も、からあげ、ポップコーン、玉こんにゃく、つきたてのお餅、焼きそばなどのブースを出し、盛り上げてくれます。ふれあい☆みやがやまつりをとおして、地域の方とも交流や連携を深めています。

 私たちの活動についてお話します。宮谷小学校のPTA活動は、学年学級委員会、成人教育委員会、保健給食委員会、広報委員会、校外指導委員会の5つの委員会から成り立っています。そのうちの各クラスから選出された学年学級委員がベルマーク回収を行います。学年学級委員は、ほかにも6月に行われる浅間神社大祭でのパトロール、特別教室のカーテン洗いといった仕事を行っています。そこで、学年学級委員をパトロール担当とベルマーク担当に分け、効率よく作業に取り組めるようにしています。昨年度、私たちは12名のベルマーク担当者を中心にして、活動に取り組みました。

 宮谷小学校では、6月から2月までベルマークを回収します。5月に第一回ベルマークだよりを作成し、ベルマーク一覧とともに児童に配布します。ベルマークだよりにはベルマークの集め方や回収時の注意とともに、回収後にスタンプを押す台紙が印刷されています。各家庭で封筒を用意していただき、そこにその台紙を貼りつけてベルマーク回収袋として使用します。
 回収日は、休日を除く月初めの5日間です。ベルマークの入った封筒を持ってきた児童は、各クラスに置かれた回収箱に封筒をいれます。その後、各クラスの学年学級委員がそれぞれのクラスのベルマークを、責任を持って回収し、会議室に置かれたベルボックスに会社ごとに分けていれます。インクカートリッジは、持参した児童や保護者が職員室前の廊下にある回収箱に、随時、入れていきます。回収箱がいっぱいになったら会社ごとに分類し直し、配送準備に取りかかります。数年前からは学区内にある自治会館やコミュニティーハウスにもベルマーク回収箱を置かせていただき、年に1回、回収とお礼に伺っています。

 また、牛乳のテトラパック紙容器も今回の点数に大きく貢献しています。テトラパックは、給食後に児童が手で開き、洗います。乾かした後、先生方が箱に詰め、配送してくださいました。児童数が900名を超える我が校は、牛乳パックも毎日大量に出ます。作業は手間がかかり大変ですが、その分、テトラパックの点数が高くなり、合計点数の大幅増加につながりました。パックごとに回収されるテトラパックはベルマークよりも集めやすく、高得点につながる有意義な取り組みです。毎月、作業をしてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、我が校は今年度、牛乳会社が変わり、テトラパック製容器ではない牛乳になってしまいました。味に違いはなくとも、ベルマーク点数のことを考えると非常にもったいないことなので、ぜひ、またテトラパックの牛乳を採用してほしいと考えています。

 これらが、昨年、私たちが引き継いだ取り組みです。ベルマーク担当になった当初、私たちは、今までと同じことだけをすればいいと考えており、それほど積極的に活動しようと思っていませんでした。そんなとき、小学校宛に郵送で二、三十枚のベルマークが届きました。送り主は、地域のマンションにお住まいの方でした。我が校や児童のために、切手を貼ってまでベルマークを送ってくださったお心遣いを、私たちはとても嬉しく思いました。そして、ベルマーク運動は、一点一点が集まって成り立っているという当たり前のことを実感し、私たちにも、もっと出来ることがあるのではと考えるようになりました。そこで、PTA実行委員の後押しもあり、その方がお住まいのマンションに回収箱を置かせていただけないか、お願いにあがることになりました。回収方法など問題点はありましたが、幸い、管理室の方にも快く承諾していただき、ベルマークとインクカートリッジの回収箱を置かせていただくことになりました。

 ほかにも、私たちに出来ることとして、ソプラノリコーダーを購入した2年生にベルマーク回収を呼びかけるため、臨時に回収のお願いを配布するなど、新たな活動に取り組みました。ただ、このような取り組みだけでは限界があります。そこで、保護者や児童に、ベルマーク運動に対して、もっと関心を持ってもらえるように、毎月発行されるPTAだよりに活動のようすを載せたり、懇談会でベルマークの回収を呼びかけたりしました。今までも、年2回発行されるベルマークだよりで活動のようすを伝えていましたが、毎月、ベルマークの話題を提供し続けることで、より多くの保護者にベルマーク運動について知っていただき、身近に感じてもらうことができたと思います。
 今年度からは別のマンションにも回収箱を置かせていただいたり、アルトリコーダーを購入した6年生にも臨時に回収を呼びかけたりするなど、私たちの取り組みをきっかけにして活動の場が広がっています。

 このようにして集まったベルマークを、担当者とボランティアによって7月、11月、1月の年3回、集計しました。会社ごとに仕分けられたボックスを並べ、そこから同じ点数を取り分けて10枚ずつセロハンテープでとめます。それが10束になったら輪ゴムでとめ、数えやすいようにまとめます。時々、違う会社のものが混じっていることがあるので、再チェックを必ず行い、間違いのないように心がけました。初めて参加してくださる方も何度も参加してくださっているベテランの方と会話を弾ませながら、皆さん手を休めることなく、みるみるうちにベルマークを束にしていきます。こうして、集まったベルマーク預金は、先生方とも相談のうえ、子どもたちに必要なものの購入に充てられます。ここ数年、私たちは和太鼓の購入を目指してがんばっています。

 今回、思ってもいなかった20万点を超える高得点となりましたが、これは、先生方、保護者、地域の皆さま、そして子どもたちの協力とベルマーク運動に対する少しの意識変化があったからと考えています。西区で第1位、横浜市で第6位になりました。ベルマーク運動をとおして、多くの人によって支えられていることを実感した1年となり、やりがいのある活動となりました。このように、自分たちに出来る活動からコツコツと取り組めば、きっと成果が出ることを、みなさんも1年後、実感してもらえれば嬉しく思います。
 ありがとうございました。
(パワーポイントを使って発表)
=神奈川県青少年センター ホール

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こどもがよろこぶ・かるい学習帳B5国語17行

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