ベルマーク運動説明会 6月5日(木)堺


(2014/06/10)印刷する

堺市立金岡小学校

左から泉野有生子さん(発表者)、今野由美さん、福田みどりさん(同)、佐々木美香さん

誰もが無理せず活動続ける工夫を

 堺市立金岡小学校は、堺市北区にあり、校区の中心を地下鉄御堂筋線が通っています。住宅街の中に、神社、お寺が数か所あり、校区の端には田畑がひろがり、都会的なところと、昔ながらの風習も残るとても住みやすい地域にあります。学校の前には堺市から奈良に通じる日本最古の官道、竹之内街道が通っています。
 明治5年7月に創立され、本年度142年目を迎える歴史・伝統ある小学校です。また堺市で4番目に児童数の多い学校で、現在児童数は1102名、各学年5~6クラスあり、支援学級を含めると36クラスになります。

 金岡小学校のベルマーク運動への参加は昭和36年から始まり、平成12年度に優秀校として表彰され、昨年度には、累計点数が700万点に達したためベルマーク財団より感謝状をいただきました。そして大台達成校として、ベルマーク活動の様子を取材され財団のホームページに掲載していただきました。
 ここ数年のベルマークの点数は、堺市では1~2位、大阪府でも6位の成績です。昨年度は15万7千点を集めました。

 本校のベルマーク活動についてです。
 金岡小学校PTAには4つの委員会があり、ベルマーク活動は、学年委員会が担当しています。各学年代表6名と、各クラスから1名ずつ選出された学級代表、そしてPTA本部の担当役員1名で構成されており、昨年度は39名で活動に取り組んできました。
 32名の学級代表は、主にベルマークの回収・整理・集計などの作業をし、6名の学年代表はその作業の段取りや取りまとめる役割をします。
 そして本部担当役員は、委員会と、学校や地域とをつなぎ、委員会がスムーズに運営できるように取り計らうのが役割です。

 まず、年度初めに各家庭に「ベルマーク収集のお願い」のお便りと「ベルマーク一覧表」「ベルマーク収集袋」を配布します。この袋には、塗り絵にできるようなデザインの絵と、ベルマーク収集日を印刷し、1年間大切に使ってもらいます。
 同時に地域の方々には「ベルマーク収集のお願い」のお便りに「ベルマーク一覧表」を付けて回覧板でお願いしています。
 ベルマーク収集日になると、各家庭で集めたベルマークを「収集袋」に入れて子どもたちが持ち寄ります。収集は、6月、7月、9月、11月、1月の年5回収集日を決めて集めています。
 昨年度からは、さらなる回収率UPを目指すため、学校の玄関ホールに回収箱を設置し収集日以外にもいつでもベルマークを持ってきてもらうようにしました。
 また、校区内の公民館や幼稚園、スーパーなど地域の皆さんが持って行きやすい場所14か所に「地域回収箱」を設置させていただいております。昨年度は、新たに2カ所設置場所が増えました。

 収集日の回収方法ですが、朝の登校後すぐ、学年委員のお母さんが各教室に行き、授業が始まるまでの間に回収作業をします。
 1・2年生は各クラス2名のお母さんたちがお手伝いして、子どもたちが楽しみながらベルマーク番号のついた紙コップにベルマークを仕分けしていきます。
3年生以上は、子どもたちが持ってきたベルマークを各学年1~2名のお母さんが回収し、会議室に持ち寄ります。
 地域の回収箱の分は、この日までに地域担当の学年委員が回収しておきます。地域担当には、お仕事などでベルマーク収集日に仕分け作業に参加できない方にお願いし、だれもが無理をしないでベルマーク活動ができるよう工夫しました。会議室では、集まったベルマークを、一学年一つの机に、ベルマーク番号を付けた紙コップを用意して、ベルマークを1枚ずつ確認しながら仕分けしていきます。

 仕分け作業は枚数も多く大変ですが、作業をしながら同学年のお母さんたちといろいろな情報交換ができ和気あいあいとした雰囲気の中で行っています。学年ごとの仕分けが終われば、最終の仕分けBOXに入れていきます。収集日の活動はここまでです。

 3年前から始まったテトラパック紙容器の回収は、毎年回収率がUPし、認知度が増してきていると感じています。開始1年目はテトラパックのことを広く知ってもらう為にポスターを作成したり、お手紙でお知らせしたり、委員さんに口コミで広めてもらったりしました。2年目には、テトラパック専用回収箱を常時設置しいつでも持ってきてもらえるようにしました。この回収箱は当初は市販のごみ箱を回収箱としたために、間違えてごみが入っていることもありました。もっとわかりやすい、またテトラパックのことをより知ってもらえるよう、そのごみ箱を改良し「テトラちゃん」が完成しました。
 また「今年度なん箱目」という、「発送した箱数をお知らせするプレート」をぶら下げ、回収量をアピールしました。これもテトラパックの回収意欲につながっていると思います。
 1年目は年間10箱、2年目は12箱、昨年度は16箱発送することができました。
 さらに、今年は新入生の保護者の方にもテトラパックのことをよく知ってもらうため、テトラパックの説明、回収方法などをまとめた紹介ビデオを作成し、入学式後のPTA紹介の時に上映しました。テトラパックは、ある程度集まったら、適宜、箱詰め・発送作業をします。
 また、これまで、参観や個人講談会の時にのみ回収していたインクカートリッジも、ベルマークと同じように回収箱を玄関ホールに設置し、いつでも持ってきてもらえるようにしました。
 回覧板で、ベルマーク活動をアピールした効果か、本校のベルマーク活動を知った地域の方が、トナーカートリッジを持ってきてくださるようにもなりました。

 ベルマークの集計は、年3回学年委員全員で家に持ち帰ってそれぞれの家庭で行っています。
 ベルマーク収集日に学年委員が集まるので、その時に、整理集計方法を詳しく書いた説明文を渡して集計方法を説明します。企業番号ごとに仕分けたベルマークと、ベルマーク整理袋、台紙・糊・セロテープなど、集計に必要な物も用意し持ち帰ります。
 ベルマークは薄いもの厚いもの、紙、ビニールなどいろいろあり、整理はそれぞれ違う方法になりますが、1年間、同じ人が同じ企業のベルマーク集計を担当することで、各自が工夫することができ、間違いも少なく、効率よくできたと思います。
 家では、持って帰ったベルマークを整理し、整理袋の集計までしてもらいます。それを回収し、学年代表6人で全部の集計を行い、ベルマークを発送しました。
 ベルマークの点数では毎年、子どもたちが使うものを購入しています。 昨年度は児童書66冊、図鑑3冊を購入し、たくさんの子どもたちに活用してもらっています。

 私たちは、昨年度1年間、ベルマーク活動を通して学年を超えたたくさんの保護者の方々と知り合うことができました。また、地域の方々にもたくさんご協力いただきました。
 本校は、児童数が多い学校のため、やり方によっては多くのベルマークが集まります。しかし人数が多い分、まとめるのや作業が大変なところもあります。学年委員会でより良い方法を何度も話し合い、工夫してきました。年々働くお母様方が増える中、無理なく末永く続けられるベルマーク活動となるよう今後も引き継いでいきたいと思っています。
(パワーポイントを使って説明)
=堺市立勤労者総合福祉センター サンスクエアホール

ベルマーク商品

ソプラノリコーダー 204A(G) / 205A(E)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中