ベルマーク運動説明会 5月29日(木)川越


(2014/06/09)印刷する

川越市立高階小学校

左から25年度PTAの根本紀子さん、神林邦子さん(会長)、阿部美由紀さん、吉沢由紀子さん

ベルマーク通信、毎月きめ細かく

 高階小学校は、川越市の南東に位置し、東武東上線の新河岸駅を中心に学区が広がっています。開校91年目を迎える高階地区では最も歴史と伝統のある学校です。
 現在児童数653名、教職員46名。全学年19クラス。特別支援学級2クラスがあり、『子どもの良さを伸ばし、夢をはぐくむ学校』をめざし、「笑顔いっぱい、花いっぱい、歌声いっぱい」をキャッチフレーズに学校と保護者、地域が一体となり、子どもたちの育成に努めています。また、子どもたちには「なかよく、かしこく、たくましく」を教育目標としています。
 ベルマーク運動は1963年から行っており、今年で51年目になります。また、平成17年に活動から累計点数が700万点ということで、財団から感謝状をいただいています。

 長年培ってきたベルマーク活動も、少しずつ時代と共に変化させながら、無理なく長年に渡り引き継いできました。現在PTAは主に5つの委員会活動で成り立ち、そのうちの一つである総務委員会が、ベルマーク活動の中心となっております。総務委員は1年生から5年生までの保護者の中からの基本10名で構成されます。

 ベルマークの集計は、毎月第3月曜日の10時からお昼ごろまで、ボランティアの方々と一緒にPTA会議室にて行っています。子どもたちは、年度はじめに配られる【ベルマーク回収袋】にベルマークを入れ、集計前の金曜日に学校へ持って来ます。回収日の朝に福祉委員の子どもたちが、各教室に行って児童が持ってきたベルマークを集めPTA会議室前の箱に入れます。
 児童が集めるベルマークの他に卒業した子どもたちの保護者や地域の方にもご協力をいただけるよう、お買い物のついでにベルマークを入れる回収ボックスを、校区内のスーパーに置かせていただいています。時には、地域の方からのあたたかい応援メッセージの同封もあり、地域とのつながりを感じ感謝の気持ちでいっぱいになります。

 ベルマーク集計の日は、会議室のテーブルにテーブルクロスが敷かれます。テーブルを傷つけてしまうことを防ぐだけでなく、毎月行う集計作業に明るい色味のクロスを使用することで、部屋の雰囲気も明るくなり、気持ちよく活動出来るようにしました。

 集計に使う用具関係はPTA会議室に保管してあります。棚にはそれぞれの集計用の封筒が番号別に保管されています。枠にそって綺麗に切りそろえたベルマークを協賛会社別に仕分けをするのに使っています。この仕分け箱は牛乳パックを再利用したものです。かごの中にいちごパックを置いています。また、箱の内側には番号の他に、どこのメーカーか分かりやすいように商品の写真を貼るなど、仕分けしやすい工夫もされています。
 また、いちごパックはボランティアの方が作業しやすいように、その日に仕分け出来る一人分の量を入れたり、枚数の多い協賛会社の仕分け用や卓上にでるごみ入れとしても使っています。
 会議室では、4つのグループを作り各テーブルごとに1・仕分け箱、2・いちごパック、3・ハサミ、4・セロテープ、5・メモ用紙、6・鉛筆、7・ベルマーク一覧表を設置しています。ベルマーク集計日にはボランティアの方を募り、総務委員と協力して作業します。

 ボランティアの方は、集まったベルマークの形がほぼ同じ大きさになるようにはさみで切り整え、協賛会社の番号別に仕分けをします。
 各テーブルで仕分けされた物をさらに、協賛会社ごとにひとまとめにし、さらに点数ごとに仕分けをします。0.5点や1.3点など細かい点数に分けられるものもあるので、まちがいのないようにします。
 そして、10枚ごとにまとめてセロテープで点数が見やすいように貼ります。
 以前は重ねてホチキス止めをしましたが、最後の確認作業で点数が見づらいなど問題点があったので、現在は一列にセロテープ止めにしています。
 端数が出てしまったものはメモ用紙に張り、そのまま次の月に残しておきます。10枚にまとまった物のみが、協賛会社別の封筒に入れられます。協賛会社一社につき一人が作業しますが、点数の多い所や早く終った方から、声を掛け合い手伝うなど自然と協力しあっての作業が進みます。

 作業中は、異なる学年の保護者の方が集うので自然と話の輪が広がり、毎回笑い声や和やかな雰囲気での作業になっています。また、途中には手を休めてのお茶の時間も取り、明るく、楽しい雰囲気作りもしています。毎月参加してくださる方もいらっしゃり、嬉しい気持ちになります。
 ボランティアさんとの作業の後は、総務委員が、仕分けした封筒を数カ月分まとめて集計をするまで保管しておきます。発送の際は、協賛会社のベルマークであるかの確認、点数ごとのまとめ違いがないかの確認、総点数の確認をしています。
 ベルマークの他にプリンターのインクカートリッジも回収しています。また、テトラパック製紙容器の回収はこの2、3年で特に力をいれています。始めたばかりの頃は、マークの付いていないパックやマークだけを切り抜いた物が回収されることがありました。
 まずはテトラパックもベルマーク運動に参加していることを知ってもらい、マークの表示や回収方法をお手紙やベルマーク通信にのせて、手紙を配付しています。こうした事でだんだんとテトラパックの回収量が増えてきたように思います。

 ベルマークの活動や、ボランティアさんの参加をお願いすると共に、お礼の言葉を伝えるものとしてベルマーク通信を毎月発行しています。通信には、ベルマークの活動日程や集計ボランティアのお願いや、年間の活動を通して気づいたその月ならではのベルマーク協賛商品を紹介しています。例えば、夏は飲料水、年度の終わりには子どもたちが使うノートなどです。また、1年間の活動の終わりには、活動への感謝の気持ちや集まった累計点等を載せています。
 新1年生の保護者向けにはベルマーク財団からの資料を参考に、ベルマークの活動の流れや、回収の仕方についてお知らせしています。
 年度はじめに配るベルマーク回収袋は、22年前から福祉委員の児童による図柄をモチーフに作られています。図案は、低学年用と高学年用に分けるなど皆が親しみを持って、活動に参加してもらえるように工夫されています。

 ベルマーク預金の使い道については、学校との相談で決めています。一昨年は体育館で使用する大きなファンヒーターを購入しました。今後も子どもたちのために役立つ物を増やせるように目標を立てて活動していきたいと思っています。
 高階小学校のベルマーク運動の良き伝統を引き継ぎ、一人一人の小さな参加が大きな力になるような、取り組みやすい活動を続けていきたいと思っています。
=川越市市民会館 やまぶき会館中ホール

ベルマーク商品

Penfield マリオ アドベンチャー デイパック

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中