ベルマーク運動説明会 5月22日(木)池袋


(2014/06/09)印刷する

東京都北区立滝野川小学校

体験発表した山崎美知子さん(左から3人目)らPTAのみなさん

ベルマーク活動を通して保護者も学校が大好きに

 滝野川小学校は、東京都北区にある区立小学校です。バラの名所で名高い旧古河庭園に隣接しています。また、滝野川小のある西ヶ原は内田康夫のミステリー小説、浅見光彦シリーズの主人公が住む町で、小学校から歩いて5分の距離にある平塚神社と和菓子屋さんはたびたび小説に出てきます。緑豊かな素晴らしい環境に恵まれています。
 滝野川小は明治23年に創立され、124周年を迎えました。本校4代目の児童もおり、地域に親しまれ愛されている学校です。
 本年度の児童数は514名、17クラスで学校生活を送っています。

 ベルマーク運動には1962年から参加し、今年で53年目を迎えました。今まで集めたベルマーク預金累計は約386万点、物品購入額は382万円を超えました。最近は年間7万点から10万点のペースで集めています。購入物品は、体育用品、音楽用品、集会・朝礼に使うものなどが主で、特に楽器の種類が豊富です。
 PTA活動は本部の下に5つの委員会があり、ベルマーク活動を担っているのは、学年学級委員会です。各クラスから1名ずつ選出し、昨年度は19名が活動に携わりました。学年学級委員会は低学年のクラスで人気があり、委員決めの際は立候補が相次ぎ、複数人でジャンケンをして取り合っている光景が見られます。ワイワイと和やかに活動しながら、児童のためになり、充実感を味わえるのが人気の秘密のようです。

 次に、ベルマーク活動の流れです。年度はじめに児童にお知らせと封筒を配布します。各クラスにはベルマークポストを、学校事務室前にはインク、トナーカートリッジ収集箱を設置していて、いつでもベルマークが出せるようになっています。近隣地域にも3カ所、ベルマークポストを設置させていただいています。毎月10日はベルマークの日と定めて委員がベルマークを回収し、「ベルだより」という通信で状況をお知らせしています。年2~3回、PTA会員の協力を仰いでベルマーク集計会を開催しています。
 これがベルマークポストです。左は近隣の図書館に設置しているもの、右は各クラスに設置しているものです。駄菓子の空き容器を使っています。長期休み明けに収集にいったらメダカが飼われていたという珍事が起こったこともあります。
 学校事務室前には、インク、トナーカートリッジを収集する箱を常設して、箱がいっぱいになったら協賛会社に取りにきてもらいます。
 ベルマークをたくさん集めるために、いくつか工夫をしています。年度はじめに児童全員に収集用封筒を配布しています。昨年度はシールを使ったキャンペーンを実施しました。また、学年学級の親睦会で茶菓子を出す時は、一部にベルマーク商品を含めるようにして、そのつど委員が収集を呼びかけるようにしています。
 ベルだよりの一部を紹介します。活動を可視化する事でベルマークの周知を粘り強く続けています。左側のおたよりには、「毎月10日はベルマークの日」というロゴがあります。右側のおたよりでは、ベルマーク収集結果の点数を報告しています。また、下の枠線内にはベルマーク活動が被災地支援につながったという報告を載せています。
 ベルマーク活動では、ベルマーク教育助成財団のホームページを便利に使わせていただいています。ロゴやキャラクターをダウンロードして自作シールを作成することもあります。
 こちらはとある児童のベルマーク収集用封筒です。封筒があることで、意識が高まります。何枚かシールがあるのは、キャンペーンでもらったものを貼ったものです。
 昨年度は4回、シールを使ったキャンペーンを実施しました。「ベルマークありがとうキャンペーン」と称して、ベルマークを持ってきた児童に感謝の気持ちをこめてシールをプレゼントしました。このシールはベルマーク財団ホームページのキャラクター画像「ベルマーくん」をダウンロードして文字入れ・カラーコピーして委員が作成したものです。当初は年2回の予定でしたが、反響が大きく年4回実施しました。
 ベルマークの仕分け・集計にも工夫があります。ベルマーク集計会は給食試食会と同じ日に開催しています。集計時には紙コップを使って仕分けしています。集計は時間短縮のためホチキスを推奨して、できるだけハサミを使わないようにしています。

 ベルマーク集計会は、お昼の給食試食会前に保護者の協力を仰いで開催しています。 ベルマーク集計の後はおいしい給食です。昨年度のメニューは、エクレアパン、シチュー、ゼリー、牛乳でした。
 ベルマークの仕分けは紙コップを使って軽快に行っています。紙コップがいっぱいになると企業番号を書いたレジ袋に移し替えます。枚数の多い企業を手前に置いています。テーブル1つにまとめて、座って作業できるので、作業効率が大幅に上がります。
 集計方法も見直しました。これは、ベルマークではなく、主婦におなじみのもれなくもらえるプレゼントの応募用紙です。キレイに切りそろえてマス目にそって貼り付けてありますが、ベルマークではここまでしなくてもよいことが分かりました。
 ハサミで切りそろえる作業をなくすだけで時間を削減できます。できるだけハサミを使わず、ホチキスで10枚ずつまとめる方法を推奨することにしました。
 震災後は、ベルマーク活動が被災地支援につながることも関心を高めています。学校児童の代表委員会が自主的に勉強して、校内数カ所に手書きのポスターを作成して掲示しました。
 昨年度、ベルマーク活動を通して私達が得たものは、10万点近いベルマーク預金、行事告知板2枚という購入物、そして、学校・地域・保護者の強力なタッグでした。主役の子どもを中心に、学校・地域・保護者の三者が温かく活動を盛り上げることができました。また、ベルマーク活動を通して、保護者同士が仲良くなりました。
 携わった保護者は「私のこどもが!」という良い意味での親バカが揃っていましたが、ベルマーク活動を通して「私達のかわいい滝野川小学校の子」に気持ちが変化していきました。
 以前にも増して滝野川小学校のことを大好きになりました。

 今年度は、また新しい委員が活動をはじめています。今年度は「緑のバトン運動」に参加します。これは、被災地の苗木を育てて、1~2年後に被災地に贈る運動です。被災地を忘れない、環境運動・防災活動として児童だけでなく保護者も意識を高めていきたいと考えています。
 最後に、ベルマーク活動にご協力下さった、先生方、職員の方々、地域で温かく見守って下さる方々、皆様に感謝の気持ちを申し上げて本発表を終わらせていただきます。ありがとうございました。
 ご清聴ありがとうございました。
=豊島区のみらい座いけぶくろ

ベルマーク商品

三温糖400g

ベルマーク検収

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