ベルマーク運動説明会 5月20日(火)浦和


(2014/06/09)印刷する

さいたま市立辻小学校

左から高橋智恵さん、下野ゆかりさん、引間ちなつさん

改善点を引き継いでしっかりと継続

 さいたま市立辻小学校は、昭和43年に開校し、今年で創立47周年を迎えます。昭和57年ごろには、児童数が1500名を超える学校となりましたが、平成19年に辻南小学校が新設されたため、現在は全児童数514名、学級数は17クラスです。近隣には南浦和中学校や内谷中学校、隣にさいたま市立浦和南高校があり、生徒の交流が数多く行われています。
 辻小学校の教育目標は『豊かな心をもち、実践力のある子』を掲げ、目指す学校像は『愛情と信頼に支えられた、夢と希望をはぐくむ学校』として、(1)児童一人ひとりが、学ぶ楽しさ、ふれあう楽しさを感じる学校 (2)地域の保護者の人々に愛され、信頼を寄せてくれる学校 (3)教職員がやりがいを感じ、誇りに思う学校としています。

 朝の登校時は毎日、校長先生をはじめ多くの先生方や、地域の防犯ボランティアの皆様、PTA校外指導委員会の皆様が通学路や校門で子どもたちを元気に迎えてくれています。また、下校時にも防犯ボランティアの皆様をはじめ、保護者が自宅前で子どもたちを見守る活動をしています。

 毎年10月に、辻小フェスタと題し、PTA主催でゲームや駄菓子屋、先生方の焼きそば屋、また地域の花屋などの協力店舗の出店で子どもたちとのふれあいを楽しませていただいています。そして、その売上の一部と毎週金曜日に各家庭から持ち寄る新聞回収で得た補助金で、毎年2月にさいたま市文化センターで「かがやくひとみ音楽会」を開催し、各学年と先生方で合唱や楽器演奏を発表します。子どもたちは毎年とても楽しみにしており、資源回収に力を入れています。また、毎年空き缶回収で得た補助金で、老人施設等に車いすを寄付しています。今年も近隣の老人施設に寄付したところ、お返しに施設からは、古新聞を寄付していただきました。子どもたちは、このような交流や活動を通して、資源の大切さや自分達の力で音楽会を開催するという達成感などたくさんのことを学んでいます。

 PTA活動は、本部役員の他、広報委員会、校外指導委員会、成人教育委員会、学級学年委員会の4つの委員会あります。クラスから1名ずつが委員になり活動しています。ベルマーク活動は学級学年委員会が担っています。
 本校は開校年の10月からベルマーク活動に参加しており、今年で47年目になります。現在まで、累計集票は約543万4000点になります。

 実際のベルマーク活動は、ベルマークリーダーが主に取りまとめます。学級学年委員18名から、各学年1人をベルマークリーダーとし、6人が一年間の活動を取りまとめる役割を担います。
 ベルマークリーダーは、年間で行われる6回の集計日と、集計日前に行われる事前準備日の日程を決定し、集計日前に各家庭にお知らせの手紙を作成、印刷、配布し協力を仰ぎます。また、地域の協力店舗4店に定期的にベルマークの回収に伺います。ベルマークの発送は年6回行います。毎年1月には貯まったベルマークの点数に応じて、児童に必要な物をカタログの中から学校の先生に決めてもらい発注し購入します。

 ベルマーク活動は、①収集 ②仕分け ③集計 ④発送に分けられます。
 毎月15日をベルマーク回収日とし(休日の際は前日)、児童が回収袋を自宅に持ち帰り、自宅で集めたベルマークを袋に入れて学校に提出します。ワールドボランティア委員の児童が、各クラスからベルマークを収集し、回収袋にお礼の気持ちを込めてスタンプを押します。その他にも、校内4か所に回収箱を設置し、地域の方にも協力を頂いています。回収箱は随時ベルマーク担当者が収集します。
 収集されたベルマークは、年6回のベルマーク集計作業日の前の事前準備に、学級学年委員のうち6人(2学年が担当)が、ベルマークを番号ごとに仕分けします。仕分けボックスは牛乳パックを三分の一に切り、並べて止めたものを作成して使用しています。仕分け終了後は、小引き出しのある棚に番号順に入れ保管します。
 集計作業日は、学級学年委員以外の保護者にも協力を依頼してお手伝いをしてもらっています。集計作業日は、10時から12時までの2時間です。作業中は、子どものことや、学校のことなどの情報交換の場となり、楽しく過ごせるとの声を多くききます。番号毎に仕分けされたベルマークを、適当な大きさに切りそろえ、同じ点数ごとに10枚綴りにします。一目でわかるようにテープで10枚を並べて貼るようにしています。点数毎に集計し、会社ごとの袋に入れます。
 インクカートリッジは純正品以外を取り除き、会社ごとに分けます。数をかぞえながら、箱が一杯になったら、発送します。
 テトラパック紙容器は、マークが付いていないものを取り除き、内面にアルミ箔が付いているものと、いないものに分けます。それぞれ段ボールに入れながら、重さを測定し、規定の重さであることを確認します。毎回5、6箱が集まりますが、学校まで業者が引き取りにきてくれます。

 年度末には、みなさんの協力で集めたベルマークの点数で子どもたちの学習環境をよりよくするための品を学校の先生方が吟味し決めていただきます。昨年度は主に、水泳指導で使用するスイムヘルパーや、子どもたちに人気のサッカーボールやドッジボールなどを購入しました。購入品は3月に行われた児童朝会でワールドボランティア委員の児童が子どもたちにお披露目をしました。

 1年間という短い期間の活動でしたが、最後の委員会の日には数多くの改善策の意見交換がされました。そのうちのいくつかは、ベルマークのホームページで他の学校が実践していることもありました。とても参考になりますので、みなさんも是非ご覧になり今年度の活動にいかしてみてください。
 私たちの小学校は特別珍しい活動があるわけではありませんが、地道に無理なく46年続けてきました。その秘訣は、毎年委員交代時に活動を確実に伝えて継続していることだと思います。しかし、伝える内容には、毎年少しずつ改善策が引き継がれています。一昨年度は、ベルマークリーダーが2人だと大変だったとの意見から、昨年度は6人に増えての活動に改善され、ベルマークリーダーの負担が軽減されました。

 ベルマーク活動は、各家庭にある商品のベルマークを集めるだけの無理のない活動で子どもたちの学校生活のサポートができるので、今後も協力を続けていきたいと思っています。
(パワーポイントを使って説明)
=さいたま市民会館うらわ ホール

ベルマーク商品

はさみ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中