ベルマーク運動説明会 5月16日(金)川崎


(2014/05/21)印刷する

横浜市立新鶴見小学校

発表した井上亜砂子さん(右から二人目)ら新鶴見小PTのみなさん

ベルママ支えるみんなの力、全国ランクイン

 皆さん、こんにちは。これより新鶴見小学校のベルマーク活動の紹介を始めさせてもらいます。

Q まずは新鶴見小学校の簡単な学校紹介をしてもらえますか?
 新鶴見小学校は1995(平成7)年4月に開校したばかりのまだまだ新しい小学校です。南武線「尻手駅・矢向駅」から徒歩15分の所にあります。1、2年生は5クラス、3年生からは4クラスあり児童数は904名です。開校当初は全体で349名の少人数でしたが、ここ数年マンションなどが建ち並び、今では千人近くのマンモス校になりました。

Q うちの学校のここが自慢かな…というところはありますか?
 校舎にとても特徴があり、教室の廊下側の壁がパネルになっていて、用途に合わせて教室や廊下がレイアウトできるんです。また、各教室に冷暖房があり階段横にはスロープやエレベーターも設置され、子どもたちはとても良い環境で学んでいますね!

Q すごい校舎ですね。私たちの時代とだいぶ変わっているんですね! それでは、PTの委員会活動・ボランティア活動について教えてもらえますか?
 委員会活動は各クラス、校内委員2名・広報委員1~2名。他にボランティア活動として「図書ボランティア」「読み聞かせ」「ガーデニング」、子どもたちを見守る「ととかか見守り隊」「ベルマーク」などの活動を行っています。

Q 他の学校より、委員会は少ないようですが、ボランティア活動が盛んなようですね! それではベルマーク活動についてお話を聞きたいと思いますが、どのように活動をしているのですか?
 以前は、校内委員がすべてを担当していましたが、毎年引き継ぎする手間などを考え、5年前に専属でお手伝いをしてくださる方をPTAで募集し、ベルマークママ、通称「ベルママ」が結成され、中心となって活動しています。現在は11人が在籍し、その中で班分けをし、分担しながら出来る範囲で活動しています。

Q ベルママは11人だけですが、他にお手伝いさんはいるのですか?
 毎年校内委員からベルマーク6名、テトラパック6名の担当を決めてサポートをしてもらっています。仕分け・集計作業には、一般の保護者の方にもお手伝いをお願いしています。

Q 確実に委員さんのお手伝いがいると安心ですね! それから3年前から始めた試みがあるようですが。
 そうなんです。保護者の中でお手伝いをしたい気持ちはあるけど、仕事や家庭の都合で学校に来る事が出来ない。家でなら出来るのに、という声を聞きまして「持ち帰り隊」を始めました。

Q 「持ち帰り隊」の作業内容は?
 会社ごとに集まっているベルマークを点数別に分け、10枚ごとにホチキスやセロハンテープでまとめ点数の計算を行ってもらいます。作業期間は余裕を持って2~3週間とっています。子どもを通して受け渡しをしているので、学校に来る必要がありません。

Q 余裕があるとお手伝いする側も助かりますね。実際「持ち帰り隊」の反響はいかがですか?
 毎回、回収の案内と一緒に募集するのですが、いつも20名を超える申し込みがあるんです。子どもと一緒にやったり、何人かのママで集まったりと楽しく作業をされているようで、「もっと増やしてもらっても大丈夫です!」と嬉しいお言葉を頂いています。

Q そうなんですか! 嬉しいお言葉ですね! それじゃ「持ち帰り隊」のお陰でベルママも助かったのでは?
 はい!! 今は「持ち帰り隊」だけで集計作業を終える事ができ、今まで集計作業に使っていた時間でカートリッジやテトラパックの発送作業、すべての点数合算などが出来、私たちベルママにかかる負担が軽減され、とても助かっています。

Q そうですか。少しでも負担が減ると助かりますよね! では仕分け作業までの流れを簡単に説明お願い出来ますか?
 発送作業は6月・10月・2月の年間3回実施しています。まず、ベルママが5月頃に、ベルマーク運動の仕組みから切り方やテトラパックの集め方など図を入れながら誰でも読みやすいようにプリントを作成し、この時期に送られてくるベルマーク一覧表と一緒に配布をします。
 仕分け2週間前に、仕分け・集計のお知らせ、持ち帰り隊の募集、回収袋を保護者にお渡しし、手作りの回収箱を昇降口2カ所に置いておきます。回収袋は6年間通して使用します。出してくれた人には「ありがとう」のはんこを押して返却しています。
 仕分け作業はだいたい30名前後が集まって行います。ベルマークを回収袋からだし、それぞれが手元で卵パックなどを使い、番号ごとに細かく仕分けします。それを、メーカー番号の貼ってあるいちごパックに集め、最終的に番号ごとにビニールパックに袋詰めします。この作業で「こんなものにもベルマークがついているんだ!」、「こうやって切っておくと作業がしやすいんだね」など、ベルマークについて関心を高めてもらうこともできます。他の学年のママとの交流もでき、学校の情報などを聞いたり、おしゃべりしながら楽しくやっています。全体での作業はここで終了です。だいたい2時間半程度かかります。この後、ベルママで持ち帰り隊への振り分けを行って仕分け作業が終了です。

Q テトラパックの紙容器もたくさんあると思いますが、負担になっていませんか?
 子どもたちが毎日通る下駄箱近くに回収箱を常時設置し、いつでも回収できるようにしてあり、ベルママがベルマーク作業時に3回、長期休み前にテトラ担当の校内委員に3回お願いし、年6回の活動なのでそれ程、負担になっていないと思います。

Q 数が数なので負担になっていなくて良かったです。ところで児童さんもテトラパックの回収に協力をしているとか。
 給食の牛乳パックもテトラパック製なので、毎日給食を食べ終わった後、パックを開いて洗い、各クラスで乾かしています。それを環境委員の児童が毎週1回箱詰めし発送作業をしています。その時に、ストローの袋はついていないか、きちんと洗えているかなどもチェックしてくれるんですよ。学校内でもすっかり定着し、テトラパックだけで昨年度は13万点になりました。

Q ベルママを始め、たくさんの方々の手伝いで順位が上がったと聞きましたが?
 児童数が増えることでベルマークが集まる量も増え、昨年度は27万5576点で神奈川県3位、全国でも19位にランクインすることができました。順位が出ると、ベルマークへの関心がより一層高まる様子です。

Q 最後に今後の課題などはありますか?
 ベルママが発足してから、新たな試みにチャレンジしてきました。現在はベルママや持ち帰り隊などの善意に支えられている状態なので、やはり人材確保が一番の課題になると思います。負担と思う方が出ないよう、より効率良くなるように色々な作業方法の検討を今後も続けていきたいと思います。

Q 色々と課題があると思いますが、一つ一つ解決出来ると良いですね!
 今回はこのような席で皆様の前に立つ機会を与えてもらい、緊張をする中、とても貴重な経験をさせていただき感謝いたします。以上、新鶴見小学校のベルマーク活動の紹介でした。ありがとうございました。
(一人がレポーター役になってみなさんが答えるという形で進行)
=川崎市産業振興会館ホール

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今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中