ベルマーク運動説明会 5月15日(木)町田


(2014/05/21)印刷する

相模原市立淵野辺小学校

PTA本部ベルマーク係だった高橋美保さん(左)と、リーダー長の樫本咲奈枝さん

小さな改善努力を重ね、地域の協力も厚く

 淵野辺小学校は相模原市のJR横浜線・淵野辺駅より歩いて7分ほどの場所にあります。校庭には本校のシンボルである大きなニワウルシの木があり「しんじゅの木」と呼ばれております。毎年5月には「しんじゅの木のバースデー」の集会が行われ、全校児童でゲームなどをして祝います。今年で創立73年。全校児童725名・24学級の児童たちが在籍しております。

 4月、新学期がはじまり、みなさまの学校でも苦労なさっている委員・係決めがあります。本校では学年委員・校外委員・保健委員・広報委員のほかに、年に1度のお祭りである「ふちっこフェスティバル」を運営するふちっこ係、年3回校内外のおそうじを担当するクリーン係、そしてベルマークの回収・集計を行うベルマーク係を決めます。
 ベルマーク係はクラスから1人選びます。本年度もほとんどのクラスから立候補してくれる方が集まり、比較的人気のある係でもあります。本校では平成23年度までベルマーク作業は学年委員が行なってきましたが、学年委員の多岐に渡った活動の中から、ベルマーク活動のみを独立させた係活動として平成24年度よりベルマーク係が立ち上がり、現在は24名の係が主体となって活動しております。

 ベルマーク係の年間を通しての活動は4月末に係の全体会を行ってリーダー長などの三役を決め、その後三役が回収にご協力いただけている外部協力先へのあいさつまわり、有志が財団説明会に出席します。そのあと係全体への説明会を実施、さらに1・2年生児童にむけてのベルマーク説明会を5月から6月の間に実施します。
 その後、全校児童にむけて、ベルマーク収集袋と財団から送られるベルマーク一覧表、係が作成した『ベルマークを切り取る時のお願い』のプリントを配布します。現在、ベルマーク便りは作成しておらず、連絡事項はPTA本部の発行する「たより」にスペースを頂いて掲載しております。

 そして6月中旬に第1回のベルマーク回収があります。ここから年9回の収集が実施されます。集計作業は年3回、各学期末に行われます。
 低学年向け説明会では、新1年生と2年生を対象に、係が自分の子どものクラスに朝の時間を利用して説明します。小さな子どもにも理解できるよう、実際にベルマークのついている身近な商品をポスターにして教えたり、また使っていない人にはわかりにくいテトラパック、各社のインクカートリッジを見分けるためのロゴマークがどこにあるのか、どれが見分けるためのロゴマークなのかを教えています。

 実際、本校で使用しているカートリッジ回収箱がこちらです。本校は昇降口が構造上3カ所あり、それぞれの場所に2箱ずつ現在は設置しています。子どもたちに教えた各社のロゴマークを、見やすく大きく表示したことで初期分別がある程度できているため、係が仕分けをする際にはほぼ分別の必要がなく、作業の効率化が計られております。
 なお、回収箱はインクカートリッジのみを設置し、テトラパックは衛生上の観点から、ベルマーク回収日のみ受け付けています。

 回収日についてです。まず、本校では給食費を現金集金しており、集金担当は全てのPTAが輪番で行っております。この集金日をベルマーク作業日に設定しています。これは仕事を持っている方が多く、同じ日にいくつかのPTA作業日を重ねることで職場などへの負担を軽減し、多くの方にご協力いただくための配慮となっています。この形が定着しているおかげか、ベルマーク係は仕事を持っている人がとても多く、みなが分担・協力して作業に当たっております。
 回収日当日は、ベルマークとテトラパックを受け取りに自分のクラスへ足を運びます。各クラスにはかつてのOBが作成した木製のベルマーク回収箱が設置されており、担任の先生が大きめの空き段ボールとこの回収箱をセットにして廊下などに設置してくれます。朝登校した児童はその空き段ボールにテトラパックを入れ、ベルマーク回収箱には回収袋を入れてくれます。係はこれを回収しランチルームという大きなテーブルが6個並んでいる教室へ集合し、そちらで学年ごとに作業を行います。

 三役により学年別の担当協賛会社を番号であらかじめ振り分けています。これは不公平がないよう、1学期ごとに担当をスライドさせて作業します。
 ランチルームに集合後、各テーブルでまず手元のベルマークを全ての会社番号別に仕分けます。この際に役にたてているのは1リットル牛乳パックを縦半分に2分割した、仕分け用トレーです。あらかじめ、牛乳パック底部にテープで大きな見出しをつくり、会社番号を書き込んであります。これを毎年、番号順でそろえ、6学年分を用意しておいて、各テーブルに配置します。この中に収集袋から取り出したベルマークを、会社番号ごとにいれていきます。

 クラスから集めたベルマークが専用トレーに全て仕分けが終わったら、今度は先ほどの学年別担当の振り分け表にしたがって専用トレーを移動させます。その後、担当企業別にベルマークの大きさをそろえ確認し、10枚ごとの束に作り変えていきます。わが校では作業効率と扱いやすさを考えて、だいたいの紙製のベルマークはセロハンテープで、ビニール製のベルマークは大きめに切って枠外をホッチキスで綴じて、それぞれ10枚の束を作っています。小さすぎるものや形が特殊でうまく作業できないものについては、個々にやりやすい形で10枚の束にしています。

 また、会社別のトレーは一部に工夫をしています。この画像は77番・湖池屋のものです。湖池屋は商品によって点数にばらつきがあり、ベルマークの枚数も種類も非常に多い企業ですが、それぞれの点数ごとに山を作ると時々崩れたりして効率が悪いとの声があり、係の発案でお菓子の空き箱・中敷を利用して細かい分類に仕分けしています。
 このような小さな改善努力が日々係から提案され、多くを採用しながら作業の円滑化をはかっております。

 このような回収作業も非常に大事なことですが、本校では地域の協力も大切なことと認識して対応しています。歴代のOBの努力により、3月現在、学区内にある8カ所の設備において、本校のラベルを貼ったベルマーク回収箱を置かせていただき、インクカートリッジの回収を行っております。協力先の状況にあわせて、財団からもらえるベルマークファミリーの赤い回収箱を置いたり、小さなお子さんが触れる場所に置く場合には手ごろなサイズの丈夫な空き箱を赤いテープで梱包したものにベルマーくんのステッカーでかざり、回収箱として置かせていただいたりしています。
 なお、平成25年度の外部協力先からのベルマーク収集枚数は、全収集数のおよそ1割となっており、地域の皆様からの多くの関心と手厚いご好意を感じる次第でございます。年度のはじまりと終わりには代表者が外部協力先へ出向きごあいさつをしております。顔見知りの方もいればはじめて言葉を交わす方もいらっしゃいますが、それでも地域の子どもたちのためにとご協力いただき、本当に感謝しております。
 本校のベルマーク活動への参加登録は1964年5月。今年でちょうど50年の節目の年になります。こつこつと積み重ねた実績ですが、2007年には300万点を達成、そして今年2月には400万点を達成いたしました。大きな事はできませんが、継続した息の長い活動を意識し、地域に支えられながらこの活動を長きに渡って今度とも続けていけるよう、これからも尽力いたしたいと思います。
(スライドショーで発表)
=町田市民ホール

ベルマーク商品

プチポテトコンソメ味

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中