ベルマーク運動説明会 5月16日(金)山口


(2014/05/21)印刷する

山口県下松(くだまつ)市立下松小学校

左から今治総一郎さん、松本光司教頭

子どものために、一番人気のボランティア

 皆さん、おはようございます。私は下松市立下松小学校、前PTA会長の今治総一郎です。本日は本校の松本教頭先生の協力を得ながら、下松小学校のこれまでのベルマーク運動について、簡単に説明させて頂きます。
 下松市は山口県の南東部に位置し、周南市と光市に挟まれた人口5万5163人の街です。住みよさランキングにおいては、昨年度全国17位、県内ではナンバーワンです。そんな素敵な街にある下松小学校は、JR山陽本線下松駅から徒歩5分の場所にあり、市役所、警察署、消防署などの官公庁などの集まる市の中心にある学校です。明治5年8月、学制発布と同時に中市の周慶寺を校舎にし、降松小学校として創設され、141年の歴史を刻んでいる学校です。

 現在児童数は 683人で、25クラスあります。下松小のめざす児童像は、「げんきに」「まじめに」「しんぼうづよく」です。下松小学校では、下松小五心とみんなで取り組むチャレンジ目標の2つに重点を置いて児童の育成を図っています。今年度のチャレンジ目標は「あいさつ たいりょく いっぱいどくしょ!」です。
 下松小学校がベルマーク運動に参加したのは、1961(昭和36)年6月からで、今年で53年目になります。これまでの総累計点数は784万0941点で、財団に聞くと、山口県内496校・団体の中で下関市の豊浦小学校に続き2番目だそうです。これは、長年培ってきた各家庭や学校、地域の方々の協力、及び委員会の子どもたちの地道な活動があったからこそだと思います。

 下松小学校PTAでは、児童1人につき一回の役員を経験することを会則に定めています。役員以外にも様々な形でPTA活動に参加していただいています。小学校、中学校の児童の父親が参加して、子どもとの関わりを持ち、絆を強める「下松おやじの会」をはじめ、読み聞かせボランティア、学校花壇の灌水作業、年2回のベルマーク番号分け作業など、「PTA総参加ボランティア活動」として年に1人1回以上のボランティア活動を推進しています。
 その中でもベルマーク番号分け作業は、毎年40人以上の方々に参加いただいている一番人気のボランティア活動です。

 ベルマーク活動の1年間のスタートは、まず、新学期、PTA学年部長が、第1回目のベルマークだよりを発行することから始まります。これを、児童が家に持ち帰り、ベルマークだよりにある切り取り線を切り取って、家にある封筒に貼り、ベルマーク袋を作ります。
 毎週火曜日をベルマークの日とし、ベルマークやカードリッジを回収します。家庭で集めたベルマークやカートリッジを袋に入れて児童が学校に持って行くと、クラス担任の先生が袋に印を押してくれます。
 クラスで集めたベルマークは「環境美化委員会」が回収し、ベルマークの枚数を数えます。今年度の「環境美化委員会」は、教員3人、6年生9人、5年生13人で構成されており、ベルマーク運動をはじめ、学校の美化に努めています。

 「環境美化委員会」が回収したたくさんのベルマークを整理するために、学期に2回、4月当初に申し込んでいただいていたベルマークボランティアの方々に、PTA学年部長、副部長が、ベルマークの点数分けのお願いをします。
 ボランティアの方々のお子さんにベルマークを持って帰ってもらい、自宅で簡単に仕分けをしてもらいます。それを参観日に持ってきてもらい、廊下に置いてある缶の中に仕分けてもらいます。40人以上のボランティアの方々がいることで1人1人のベルマークの点数の仕分け、枚数が少なくなり、参観日に、学校で仕分けしてもらうことで、各家庭への負担を減らしています。

 ボランティアの方々が仕分けてくれたベルマークを今度は、各クラス2人によるPTA学級委員、サポート委員60人が家庭に持ち帰り、点数計算をしてきます。ここでも60人のPTAが分担して、家で空いている時間に作業するので、各1人1人への負担を減らしています。学級委員、サポート委員が点数計算をしたベルマークについて、学年部長、副部長が最終チェックを行い、ダンボールにつめ、ベルマーク財団へ年2回送ります。
 多くのボランティアの方々、PTA役員にベルマーク作業を手伝って頂くことで、ベルマーク活動を理解してもらい、楽しく活動しています。

 9月と3月にベルマークだよりを発行しています。9月には4月から9月までに集めたベルマーク数の多い上位10位までのクラスと、累計点数の発表をしています。上位3クラスは校内放送でも表彰されます。児童たちは自分たちのクラスが表彰されるよう、それまで以上に意識してベルマークの収集に取り組むようになっています。
 また近隣商店の方々にもベルマーク活動を理解いただいており、店内にベルマークを回収するコーナーを作っていただいて地域で活動に協力していただいています。

 これまでに、ボール、顕微鏡、タイマーなどベルマークで多くの物を購入してきました。授業の中で子供たちが班で1台ずつ顕微鏡を使い、少しでも理科に興味を持ってもらいたいと9台の顕微鏡を購入した年もありました。また毎年、たくさんのボールを購入していますが、そのことで、晴れた日の休み時間には、多くの児童が外でボール遊びをしています。

 今後の活動において、さらに児童や保護者の方々の収集意欲を高めるための手立てとしていくつか考えています。
 1つ目は、ベルマークの袋の表に点数の欄を設けることです。一人一人が記録することで、何点集めたかが分かるとともに、個人の目標を設定することができます。
2つ目は、ベルマークの一覧表以外に、主な購入品一覧表を配布することです。どんなものがどれくらいで購入できるかわかることで、集めようという意識を高めることができると考えます。
 3つ目には、昨年度の目標をもとに今年度の目標を設定することです。昨年度の下松小学校の集票点数は約10万点でした。1位の学校が約20万点でしたので、単純計算すると、20万÷700で、一人当たり285点集めれば追いつくことになります。ベルマークを集める袋に個人の点数を書いていれば、目標に向かった取り組みにつながっていくことでしょう。
 4つ目として、ベルマークでその年にどんなものを購入したか知らせるとともに、その購入品について児童がしっかり認識できるような手立てを考えていきたいと思います。どんなものを購入することができたかについて、児童はもちろんのこと保護者にも知らせることで、ベルマークを集めようという意識を高めていきたいと考えています。

 これからも、地道な作業ではありますが、学校や地域の方々を巻き込んで、800万点に向け、コツコツと活動していきたいと思っています。さきほど財団のDVDで、ベルマークの集計作業を見ましたが、お母さんたちが笑顔で楽しく作業をされておられるのが印象的でした。多くの方々がベルマークを通して仲良くなって、私たちPTAが絆を強めることによって、子どもたちにも還元できる、そういった効果があると思います。無理をせずに地道に意識を持って活動していくのがいいと感じています。
(パワーポイントを使って発表)
=セントコア山口2階サファイア

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