ベルマーク運動説明会 5月7日(水)新宿


(2014/05/21)印刷する

中野区立中野本郷小学校

左から近藤早苗さん、松本佳子さん

委員が自宅で「下準備」、おかげで順調

 おはようございます。私は、中野区立中野本郷小学校で2013(平成25)年度にベルマーク委員長をしていた近藤早苗です。私たちの活動が、少しでも、みなさんの参考になればと思い発表を引き受けました。どうぞよろしくお願いいたします。
 中野本郷小学校のある中野区は、23区の西部に位置します。新宿から最寄りの新中野駅までは、地下鉄でわずか5~6分のとても便利なところです。青梅街道をはさんで南北に「鍋横」の愛称で親しまれている鍋屋横丁商店街があります。古くからの商店が建ち並ぶ、人情あふれる街です。小学校とも交流があり、6年生は毎年お店の前に置く看板を作っていて、それは「鍋横ギャラリー」と呼ばれています。
 中野本郷小学校は、1928(昭和3)年、東京府豊多摩郡本郷尋常小学校として創立しました。32(昭和7)年には東京市中野本郷尋常小学校、42(昭和17)年には中野本郷国民学校と名前を変え、47(昭和22)年に現在の中野本郷小学校となりました。そして昨年度、創立85周年を迎えました。
 中野本郷小学校の校庭には、郷の魂(さとのたましい)という石碑があります。郷は、本郷村、中野本郷小学校、そしてふるさと。魂は、気持ち、心のことです。「本郷の精神」を表しています。何事も最後までやりぬく本郷の精神は、今も子どもたちに受け継がれています。

 それでは、私たちの活動を紹介します。
 活動は、各クラスから選ばれた12人のベルマーク委員が担当しています。ベルマークの回収は、6月と2月の年に2回。「ベルマーク回収のお願い」と回収袋を配布します。プリントには、ベルマーク運動の意義やマークの切り方、エプソンやキヤノンのカートリッジがベルマーク点数になることなどをお知らせしています。
 またそのプリントで、新1年生の保護者などへ向け、「初めて回収袋を受け取った保護者は、小袋を10枚用意してください」とお願いをしています。
 小袋には、ベルマーク番号01~10、11~20と書いてもらいます。そして、各家庭で大まかな仕分けをしてもらい、回収袋に入れて子どもたちに持ってきてもらいます。
 集まったベルマークは、各委員が担任から受け取り、家に持って帰ります。
 委員は、協賛会社ごとに仕分けし、同じ点数のものを、最大10枚を限度にセロハンテープでつなげます。私たちはこれを、「下準備」と呼んでいます。
 私たち委員が学校に集まるのも6月と2月です。
 それぞれ持ち寄った「下準備」の終わったマークを、協賛会社ごとのケースに入れていきます。
 いよいよ集計作業の始まりです。5枚つながったもの、4枚つながったもの、1枚のバラのものを組み合わせて、セロハンテープで10枚つづりにしていきます。
 あとは整理袋に、枚数・点数を書き込み、マークを入れたら一つの会社が終了です。
 キユーピーなど枚数の多いものは少し大変ですが、ほとんどのマークは「下準備」ができているので、あっという間に終わります。
 中野本郷小学校で1年間に集めるベルマークは4~5万点で、全国のランキングを見ますと、決して多いとはいえません。
 それでも1962年から始めた活動は、着実に受け継がれ、昨年度は累計で400万点を超えました。ベルマーク財団から感謝状をいただき、取材も受けました。
 今年の4月、消費税が5%から8%になりました。1989(平成元)年の消費税導入時や、97(平成9)年に5%に引き上げられたときには、財団に送られてくるベルマークが減ったと聞きました。
 また、世の中に出回っているベルマークの内、財団に戻ってくるマークは、ほんの一部だということも聞きました。ほとんどのベルマークは、気づかれずに捨てられているのです。とてももったいないことです。今後は、もっと積極的に呼びかけをし、1点でも多くのマークを回収したいと考えています。
 ご清聴、ありがとうございました。
(スライドショーを使って発表)
=新宿明治安田生命ホール

ベルマーク商品

国産さとうきび糖600g

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中