ベルマーク運動説明会 5月14日(水)佐賀


(2014/05/20)印刷する

佐賀県みやき町立中原小学校

左から牟田加奈子さん、副島恵美さん、牛島正子さん

全員参画型でサポーターが応援

 みやき町は佐賀県東部に位置し、脊振山系に源を発する寒水川の美しい水と緑豊かな自然に包まれ恵まれた環境にあります。また、2012(平成24)年9月より子育て支援の町を宣言し、いろいろなイベントが行われ、子育てする私たち、そして子どもたちにとって住み良い町でもあります。中原小学校は、平成22年度に創立100周年を終え、104年目となります。
 多数の福祉施設を有する地域の中に生きる温かい人々とのふれあいを大切にする交流教育を中心に据え、「自ら律しつつ、外と協調し、他を思いやる心や感動する心等の豊かな人間性」を教育目標にされています。

 中原小は、1977(昭和52)年8月にベルマーク運動に参加し、25年度1年間の集票点数は県内5番目の9万358点、総累計点数は県内6番目の370万6939点で、活発な成績を残したとのベルマーク財団からのご報告でした。

 それでは、私たちのベルマーク活動を紹介させていただきます。PTAは、「全員参画型」で活動を行っています。企画委員として会長、副会長と5つの委員会があります。そのなかでベルマーク運動は環境委員会で取り組んでいます。各クラスから一人ずつ環境委員を選出し、委員長、委員を中心に年7回のベルマーク収集、集計作業のサポーターを募集し、参加の呼びかけとして、〝お友達づくりのきっかけにどうぞ!!〟としています。協力的なサポーターさんのおかげで、毎回20人前後の方々で楽しく作業できています。小学生がおられない町内の方々へも郵便局や庁舎など9カ所にベルマーク回収箱を設置し、ご協力いただいています。また、学校玄関にも回収箱を設置してインクカートリッジの回収にも取り組んでいます。

 年度初めには、前年度の点数報告と共にベルマークの切り方、集め方のプリントとベルマーク一覧表を各家庭に配布して、入学したばかりのご家庭にも活動内容が周知できるようにしています。回収・集計日前に児童1人ずつ回収袋配布し、クラスごとの回収箱にいれ、収集日に集計場所(学校内会議室・図書室)へ持って来てもらいます。それをサポーターさんで手分けして、集計します。初めて集計に参加されるサポーターさんが分からないところを誰に聞けばいいか、分かりやすい先輩サポーターさんには黄色のお花をつけていただき、初めての方も話しかけやすい環境づくりをして、楽しく作業できるように心がけています。
 また、昼間、お仕事されている方々へ向けて7月と9月に夜の収集日を設け、サポーターの協力を募っています。夜の収集日はいつもと違い、子どもたちも親子で参加し、一緒に収集作業を手伝ってくれます。作業もはかどり、算数の勉強にもなり、一石二鳥です。おまけに後片付けも手伝ってくれた児童は夜の学校でちょっとした肝試しもできちゃいます。「また、手伝いたい!」と言ってくれる児童もいてくれます。

 使用済みインクカートリッジ、トナーカートリッジの回収も行っています。カートリッジは点数も高く、保護者さんはもちろん保護者OBの方々、事務用品の業者さんなどいろんな方の協力もあり、ご覧頂くように、たくさん回収できています。そして、作業が終わると、サポーターさん、委員さんみんなでお茶会を開き、ほっと一息しながら、学年問わず情報交換やお友達作りなどコミユニケーションの場としています。

 いろんな方々の協力のもと、県内5番目という成績を残すことができているのだと思います。一昨年6月には傾斜型書架を購入し、図書室で活躍しています。これからは集会用テント購入を目標に活動しています。

 また、子どもたちへ向けた活動として、前年度まではオーサー・ビジットに毎年、応募してきました。平成24年度は宇宙飛行士の山崎直子さんへ子どもたちの〝山崎直子さんに会いたい!〟と言う、熱いメッセージを色紙いっぱいに詰めて応募しましたが、応募校多数のため、残念ながら来ていただくことはできませんでした。
 そこで平成25年度は心機一転、ミズノ走り方教室へ応募しました。それは小学4年生の国語の教科書に陸上競技400mの選手だった高野進さんの走り方への思いが紹介されていたからです。そして、ミズノ走り方教室を中原小学校にて、4年生を対象にして頂くことができました。
 この教室は、協力会社「ミズノ」が専門の指導員を派遣して、走り方の基本を教えてもらえるというものです。昨年10月29日、秋晴れのもと、4年生75人が参加して、約2時間トレーナーの方による、走り方教室が開かれました。指導に来て下ったのは、ミズノスポーツサービス株式会社で、中国地方を中心にトレーナーとして活動されている大賀悠平さん(24)です。

 まず、柔軟体操で体をほぐし、腕の振り方や足のももを上げて回数を多くする練習をしました。そしてラインマーカーでひいた白線を使い、上手に足を動かす練習、ゴールを目指したスタートダッシュの練習などなど、指導が続きました。そして、大賀さんより、3つのポイントを教えていただき、「この3つを覚えると、速く走れるようになりますよ」と激励のお言葉をいただきました。子どもたちからも笑顔があふれ、「楽しかった」と口々に話してくれました。最後に記念撮影をして、大賀さんと一緒に運動場一周、全力ではしりました。ベルマークから子どもたちの笑顔と学びを得ることができました。

 余談ではございますが、中原小PTA活動として制服リサイクルやアルミ缶回収も行い、図書購入などに役立てる活動もしています。
 私たちは、このベルマーク活動を通じて、1点1円とわずかな点数でも地道に集めることで立派な備品を購入したり、子どもたちの学びの手助けができたり、もしかしたら宇宙飛行士の話を聞きたい! という夢もかなうかもしれません。
 今後、更なるベルマーク運動の発展を祈り、これからもみんなで知恵を出し合い、少しでも楽に、楽しく作業していく中で子どもたちの笑顔と学び、そして保護者の輪ができ、1人でも多くの方々にベルマークに関わっていただきたいと願っています。
(パワーポイントを使って発表)
=佐賀市のグランデはがくれ

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