ベルマーク運動説明会 5月13日(火)福岡①


(2014/05/19)印刷する

福岡県糸島市立可也(かや)小学校

左からPTAの鹿島よしえさん、島津美樹さん、田中美由紀さん

仕分け箱はボランティアの手作り

 私たち、糸島市立可也小学校は、福岡県西部の糸島内に位置しております。全校児童515人の子どもたち、通称「かやっ子」たちは、自然豊かな環境の中で学び、日々成長しています。
 学校の前には「上初川(うえはつかわ)」という川が流れています。川は「ホタルゾーン」と「水中植物・生物ゾーン」の2カ所に分けられ、「ホタルゾーン」では、毎年、4年生の子どもたちが授業の一環として、ホタルの飼育に取り組み、3月になるとホタルの幼虫を放流しています。「水中植物・生物ゾーン」では、休み時間になると子どもたちが遊んでいる光景が見られます。授業や遊びを通じて、「川を守っていく事は、すべての生き物を守る」という事を学んでいます。

 それでは、可也小学校のベルマーク活動を紹介させて頂きます。可也小PTAには、6つの専門委員会があり、ベルマーク部は総務委員会に所属しています。ベルマーク部は部長、副部長、各クラス1人ずつの部員18人と、校外のベルマークを回収・集計する「サポーター」2~3人、そしてPTA副会長2人の約23人で構成されています。
 任期は1年ですが、全員交代すると作業方法に不安が生じるため、前年度の部員から2人を選出し、部長、副部長として次年度のベルマーク活動をけん引してもらっています。

 年間活動は5回あり、第1回は、この説明会後の5月中に自己紹介や作業内容の説明・目標点数の設定をいたします。この後、6月、9月、11月、2月の計4回、集計作業を行います。

 作業の流れとしましては、第1回の担当者会前に、ベルマーク回収袋や各クラス分の集計用紙を準備し、集計キットと共に初回の担当者会の時に、ベルマーク部員に渡します。部員は、第2回~第5回の全体集計に間に合うよう、回収袋および「ベルマーク担当者⇔先生」と書いてあるプリントに日付を記入、回収袋とプリントをビニールポーチに入れて、子どもを通して担任に渡してもらいます。
 担任が受け取った回収袋は、クラスの子ども一人ひとりに渡され、自宅へ持ち帰り、家庭で集めたベルマークを回収袋に入れ、学校へ持って行きます。
 子どもたちは教室に設置されている協賛会社別仕分けBOXにベルマークを入れます。仕分けBOXの数は学年ごとに違い、上級生になればなるほど増えるシステムです。実はこの箱は、可也小学校の保護者有志によって結成された「学校支援手作りボランティア」の皆さんが牛乳パックを使用して作って下さった、心のこもった手作りの箱です。

 学校で集められたベルマークは、ビニールポーチに入れられ子ども経由で部員の元へ戻って来ます。全体集計までの空いた時間に仕分け・点数計算をし、クラス集計表に記入します。担当者会では、協賛会社別に容器を準備し、ベルマーク部員と校外分を集計したサポーターが集合し、全体集計を行います。
 枚数・細かい点数がたくさんある、「キユーピー」「湖池屋」などは、計算の得意な部員にやってもらうことにより、作業時間が格段に早くなり、数年前までは1時間半ぐらいかかっていたのが、1時間弱で終了することになりました。配送の手配は後日部長が、「ベルマーク便り」はPTA副会長が作成、となります。
 使用済みトナーカートリッジと日本テトラパックの回収箱を学校の保健室の横に設置しています。昨年はミカン箱ほどの段ボール箱を置いていましたが、すぐに箱いっぱいになるので、今年度からリニューアルをし、大きめの箱を準備しました。使用済みのインクカートリッジやトナーカートリッジは家庭だけではなく、地域の皆さまのご協力もあり、とてもたくさん集まっています。最近は保護者の方から「勤務先から……」という声も聞かれるようになりました。

 テトラパック製紙容器は3年前から回収を始めました。学校へ行った時に、回収箱を見るたびに箱いっぱいになっているので、保護者の関心は高いようです。その一方で、テトラパックの紙容器を「開いて、洗って、乾かして」という仕組みがまだまだ浸透してないので、今後は「開いて、洗って、乾かして」とアピールしていきたいと思っています。
 可也小学校はベルマーク活動を始めて、今年で32年目になりました。2011年度は15万2719点で県内3位、2012年度は11万9472点で県内10位、昨年度は13万2867点で県内5位……と、これまでに370万点のベルマークが集まり、一昨年はテント1張を購入することができ、子どもたちの教育備品購入に役立てられています。

 ベルマーク活動や今回の体験発表を通じて、「1点=1円」だけど、この1点を少しずつ根気強く集める事により、子どもたちに直接かかわる教育備品が購入できるだけでなく、購入金額の10%がベルマーク財団を通じて被災地や開発途上国など、いまだ教育環境に恵まれない学校や子どもたちのために大きく貢献している事に感銘を受け、そして学校、家庭、地域の皆さまのご協力でベルマーク活動が成立している事にとても感謝しています。今後も、子どもたちのために、ベルマーク活動に取り組んでいきたいと思っています。
(スライドショーを使って発表)
=福岡市博多区のパピヨン24の2階ガスホール

ベルマーク商品

こどもがよろこぶ・かるい学習帳B5国語17行

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