京都市立桃山小で尾木直樹さんのオーサー・ビジット


(2023/01/12)印刷する

 京都市立桃山小学校(日比野晶子校長、児童456人)で12月2日、ベルマーク財団のソフト事業「オーサー・ビジット」が開かれました。本の著者(オーサー)が学校を訪ねて(ビジット)特別授業をする、朝日新聞社との共同企画です。

 オーサーは、「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹さん。コロナ禍で密を避けるため、6年生は体育館で授業を受け、1~5年生の各教室にはオンラインで配信しました。尾木さんが笑顔で手を振りながら体育館に現れると、6年生の子どもたちから一斉に大きな拍手が沸き起こりました。「どんなお話を聞けるのか、ワクワクしています」とあいさつをした児童は目を輝かせていました。

 授業の始まりは、尾木さんの自己紹介をまとめた動画「尾木ママ・ヒストリー」の上映から。マイクを持った尾木さんがときおり解説を付け加えてくれるのが、対面授業ならではの面白さです。幼少時代のエピソード、テレビ番組で明石家さんまさんに「尾木ママ」と名付けられた話、学生時代の写真などに子どもたちは見入っていました。

 本題に入る前には、日本中で話題になっていたサッカーワールドカップについても触れました。数時間前の深夜に試合があったスペイン戦で日本は逆転勝利。尾木さんが話した「興奮するよね。最後まで試合をあきらめないって大事。本当に何が起きるか分からない」という言葉は、未来を担う子どもたちへのメッセージのようでした。

 「自分自身のことは好きですか」

 尾木さんからの問いかけです。自分を好きになることを「自己肯定感」といいますが、日本の子どもは自己肯定感が低いという研究があるそうです。尾木さんは「『謙虚な国民性だから』という人もいるけれど、私は違うと思う」ときっぱり。「外国の人は肯定感が強い。日本は大人も低いのよ」と続けました。

 次に「外国の人はどうして自分のことを好きになれると思う?」という質問。児童が答えた「他の人と自分とを比べたりしないからかな」という考えに尾木さんは「大正解!」と答えました。「日本はすぐに他人と比較する。例えば、成績が悪いというだけで自分を好きになれなくなってしまう」と話す尾木さんは、教育の方法を変えていく必要性を訴えました。

 成績の良し悪しだけで判断するのではなく、ものの見方の角度を変えてみることも大切。尾木さんによると、フィギュアスケートの羽生結弦選手は「オリンピックでメダルを狙っているんじゃない。自分自身と競争をするだけ。その結果、メダルを取れる」と考えていて、テニスの錦織圭選手も「自分との競争。今日より明日を良くするために頑張っている」とコメントしたことがあるそうです。尾木さんは子どもたちに「ありのままに今を輝く。無理をせず、精一杯に自分を輝かせて」と語りかけました。

 もう一つのメッセージは「人間性を高めることの重要性」。サッカーワールドカップでの判定にも使われたAI(人工知能)ですが、AIを使いこなす人の「人間性」を高めないと間違った使い方になってしまうといいます。地球温暖化や紛争など、世界にはさまざまな問題がある中、「平和な地球になるように大人も子どもも一緒に頑張ろうね」と尾木さん。「みんなで、エイエイオー!」というかけ声で授業を締めくくりました。子どもたちは合唱曲「大切なもの」を歌って、お礼の気持ちを伝えました。

 授業後、体育館で直接会えなかった各学年の教室を訪ねた尾木さん。対面した子どもたちはとても嬉しかったようで、笑顔があふれていました。

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