栃木・日光市立湯西川小中で宮西達也さんのオーサー・ビジット


(2022/12/21)印刷する

 オレンジと黒に彩られたオバケや妖怪が元気に声をあげるゾ! 教室でにぎやかにダンボールアートに挑戦するのは小学生5人と中学生7人です。


 本の著者が各地の学校を訪ねて特別授業をする「オーサー・ビジット」(朝日新聞社との共同企画)。絵本作家・宮西達也さんが12月7日に訪ねたのは栃木県北の山間部にある日光市立湯西川小中学校(芳賀智一校長)です。

器用にオバケを切り抜く宮西さん

 ダンボールアートはとってもカンタン。でも創意と工夫、自由な発想が大切です。額枠にまずは絵の具で柄を色付け。次に薄いダンボール紙に2色のマジックインキで絵を描き、それをかたちに沿って切り取ってボンドで貼り付けます。台紙のダンボール紙の上に、切り取ったオバケや妖怪を積み重ねて貼っていくので立体的。飛び出してくるようです。

「これ、いいね」と宮西さん
先生や保護者らもお手伝い

 思い思いのタッチで、ウンウン考えながら次々と描かれていく想像上の生き物たち。ワークショップを見守っていた先生や地元の方も手伝って、2時間ほどの楽しい作業はあっという間に終了です。

 ワークショップの前には読み聞かせの授業がありました。宮西さんは、自作の絵本を大型のモニター画面に映し出しながら、中国で150頭のパンダと出会い、日本語の前にまずは中国語でパンダの絵本「我是熊猫」を描いたことを紹介。そして、自分が描いた絵本は、自分の子ども時代のことが大きなヒントになっていることを、学校生活をひもときながら物語ります。

 「生きてますか!?」。教室が静かなとき突然、大声で子どもたちに呼びかける宮西さんに、みんなおかしいやら恥ずかしいやら。それぞれの表情はその瞬間、生き生きとしてきます。

 「勉強よりも、心の中の思いやりや感動、やさしさを大事にしてね。それがみんなをすてきな大人にするんだから」と語りかける宮西さん。

 大学を卒業して就職したものの絵本を描きたくてアルバイト生活へ。絵本の原作を持ち込んだ出版社の人に「へんてこだ」と言われながらも、気に入られ、絵本の世界にデビュー。以来300冊を数える絵本を創作してきた宮西さんのお話に、子どもも先生も吸い込まれていきます。

 「お父さん、お母さん、先生たちがみんなをたすけてくれる。たすけてくれる人たちを大事にしようね。その気持ちをもって一生懸命やれば、必ずどんな夢でもかなうんだ」

 福田姫里さん(小6)は「『生きてますか!?』が楽しかった」。伴真奈花さん(中1)も「ダンボールアートはほんとに面白かった」と、感想を語ってくれました。

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