奈良・六条小でDr.ナダレンジャー×3/防災科学教室


(2022/07/09)印刷する

 奈良市立六条小学校(中嶋郁雄校長、児童630人)は、薬師寺のある近鉄西ノ京駅から歩いて15分ほどの住宅地にあります。そこで6月24日、ベルマーク財団と国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)が共催する防災科学教室が開かれました。講師はおなじみDr.ナダレンジャー。対象は2、3年生約200人ですが、密にならないよう人数を分け、1回45分の教室が計3回開かれることに。各回とも、子どもたちはナダレンジャーの話術と助手ナダレンコのユーモラスな動きに歓声をあげ、楽しみながら防災について学びました。

薬師寺の東塔
六条小


 金髪カツラに鼻メガネという怪しい格好のナダレンジャーは、実は防災科研の研究者・納口恭明(のうぐち・やすあき)さん。名の通り雪崩が専門ですが、防災や科学の普及に長年携わり、サイエンスショーの世界では超有名人です。ピンクのカツラの助手ナダレンコは防災科研の罇優子(もたい・ゆうこ)さんです。

Dr.ナダレンジャーとナダレンコ

 教室は、午前に4クラスある2年生を2クラスずつ、午後は3クラスの3年生をまとめて開かれました。朝、会場に最初の2年生たちがやってきます。ナダレンジャーは入り口でお出迎え。予想もしなかったその出で立ちに、「えーっ」「オニみたい」と子どもたちはびっくり。

 みんなの心をつかむため、ナダレンジャーはどの回でも、まず曲芸の皿回しを披露することから始めます。「みんなできるよね」と言いながら、1人の子どもに人さし指を立ててもらい、回っている皿をそこへ。すると指の上でお皿が見事に回転し、大きな拍手が沸きました。

人指し指で皿回し

 強い風をピンポイントで作る「突風マシン」、雪崩が迫る様子を観察できる「ナダレンジャー0号」などの小道具に、子どもたちは大喜び。みんな体験したくて「はい!」「はーい!」と伸び上がるように手を挙げます。そこでナダレンジャーの決めぜりふ。「楽しそうに見える実験だけど、規模が大きくなると、みんな吹っ飛んでしまう。ちっちゃいからおもちゃなんだけど、大きくなると災害です」。富士山で土石流から身を守った家族の話を例に出して「大きい災害のときは、レスキュー隊を待っていられない。自分の身は自分で守ることが大切です」と説きます。

「ゆらゆら3兄弟」
いっせいに挙手

 地震のときに起きる地盤液状化現象を再現するおもちゃ「エッキー」は、ペットボトルに水と砂、アタマが球状の丸ピンで簡単に作れます。ポンと叩くと砂からピンが浮き上がるので、みんなびっくり。「作り方は後で配ります。夏休みに挑戦してみるといいですよ」とナダレンジャー。午後の3年生の授業ではやや詳しく、液状化で逆に沈む例も示していました。

 地震の揺れ方は、建物の高さによって異なります。周期の短い地震だと低いビル、長い地震なら高いビルが大きく揺れます。「ゆらゆら3兄弟」でそれを見せた後、体育館の天井にも届く長い棒の先にピンクの人形「ピー君」をのせ、ゆっくり揺らします。棒は大きくしなり、頭上に落ちてきそうに見えてみんな「キャー!」。さらに発泡スチロールのブロックを台車に高く積み、揺らしてみます。子どもたちが頭を抱えて構える上に、大歓声とともにブロックが崩れ落ちました。

3回の授業でいずれも一番に盛り上がったブロック倒壊実験

 午後の3年生の教室が終わると、ナダレンジャーとナダレンコは変装を解き、素顔を見せました。「実際に起きたら災害は怖い」ことを忘れずにいてもらうため、いつもそうしているのです。「さっきの方がカッコ良かった」と言う子に対し「ごめんね、でもこれが現実なんだよ」とナダレンジャー。おもちゃなら楽しいのですが、災害は現実に起きたらとても怖いことを、ぜひ覚えておいてください。

ベルマークのポスター
回収箱

 六条小は今年度からPTAを任意性に変更しました。その中でベルマークについても「負担のない楽しめる活動」をめざし、回収日は指定せず常時集める方式に変更。仕分け集計もボランティアを募って実施予定です。「保護者の集まる場としても生かすことができれば」とベルマーク係の中森麻美さん。回収箱も人気ゲームの世界を模したデザインに一新し、子どもの間で話題になったそうです。このように活動を見直す中で、防災科学教室への応募も決めた、とのことでした。

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