能登半島地震の被災地に支援届く/職員が現地を訪問


(2025/09/16)印刷する

 能登半島地震を受けて、ベルマーク財団は運動の参加団体の皆さんに「緊急友愛援助」を呼びかけ、多くの申し込みをいただきました。財団は7月末までに石川県輪島市、珠洲市、能登町、穴水町の計28校に総額580万円相当の備品や教材などを届けることができました。2学期を迎え、財団職員が被災地の学校を訪問し、子どもたちが支援品を活用している様子を見てきました。

 輪島市内の九つの小学校のうち6校(河井、大屋、鳳至〈ふげし〉、鵠巣〈こうのす〉、河原田、三井)の児童約400人は、市中心部にある河井小学校の校庭に建てた仮設校舎で一緒に学んでいます。火災が起きた朝市通りはすぐ近くで、河井小の校舎も被害を受けました。

 財団からは、ソフトスライドサッカー、バドミントンラケットとシャトル、ターゲットゲームを贈りました。河井小と大屋小の冨水聡校長によると、児童会が中心になって希望を調査し、多かったものを選んだそうです。訪れた日の昼休み、体育館で遊具を使った「イベント」が開かれ、児童の代表が「ありがとうございました」と感謝のあいさつをしてくれました。

ターゲットゲーム
ソフトスライドサッカー
バドミントン

 仮設校舎の建設で校庭が手狭になり、高床式の体育館の1階部分にも人工芝を敷き、運動スペースに使っています。広い場所をとらずに体を動かせる遊具は、児童たちに喜ばれていました。

体育館の1階部分に人工芝を敷き、運動スペースを確保

 日本海に面した珠洲市大谷地区は、地震に加え、昨年9月の豪雨でも被害が出ました。やむなく地区を離れた住民もいて、大谷小中学校は地震前23人いた児童・生徒が4人になりました。同校に贈ったのは、車いすやメガホン、スピーカー、リバーシブルボードです。鎌田香校長によると、車いすを希望したのは子どもたちが「いざという時、地元の人たちの役に立つから」と考えたからでした。

 子どもたちは「珠洲市の復興のため、自分たちも何かしたい」との思いから、手作りのアクセサリーなどを「ガチャ」で販売し、収益を寄付する活動を昨年秋から始めました。「ガチャを回して、希望を回そう」という願いを込めているそうです。

大谷小中学校に贈った車いす
土砂に埋もれた家屋
がれきが集められた海岸

 学校との連絡・調整にあたっては、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町の4市町教育委員会の協力をいただきました。各教育委員会を訪問し、協力へのお礼を伝えました。運動会など学校行事も日常を取り戻しつつある現状を聞きました。

 ただ、道中の至る所で家屋の解体や道路の通行止めを目にして、復興は道半ばだと改めて感じました。これまで財団は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など大災害で被害を受けた学校と子どもたちを支援してきました。今後も積極的に支援活動に取り組みます。

能登町の港
のと鉄道穴水駅近くで

 財団が地震発生後の昨年1月中旬に呼びかけた緊急友愛援助は、大きな反響があり、同年6月末までに86団体から計約260万円の寄付の申し込みがありました。友愛援助は、運動に参加している団体が、自分たちの備品購入の代わりにベルマーク預金を援助にあてる仕組みです。

 その後の9月に現地を記録的な豪雨が襲い、新たな被害が出たことから、復旧活動に支障と遅れが出ていました。今年になり、状況も少し落ち着いたことから4市町の教育委員会に各校の希望をとりまとめていただき、寄付に財団資金を加え、総額で580万円相当の支援額としました。支援品は4~7月に順次、各校に届きました。協力いただいた皆様に改めてお礼を申し上げます。

 能登半島地震での支援先は以下の通りです。

・輪島市(6校)

 河井小・大屋小・鳳至小・鵠巣小・河原田小・三井小(6校合同で支援単位1校)、町野小、門前東小・門前西小(2校合同で支援単位1校)、輪島中、東陽中、門前中

・珠洲市(11校)

 上戸小、飯田小、直小、若山小、正院小、蛸島小、みさき小、緑丘中、三崎中、宝立小中、大谷小中

・能登町(8校)

 宇出津小、鵜川小、柳田小、松波小、小木小、柳田中、松波中、能都中

・穴水町(3校)

 向洋小、穴水小、穴水中

ベルマーク商品

12粒 ミルクキャラメル

ベルマーク検収

今週の作業日:1/19~1/23
12/26での受付分を作業中