スナッグゴルフ大会でベルマーク収集


(2021/12/06)印刷する

 ベルマーク財団が後援しているスナッグゴルフの全国大会が11月20日、兵庫県三木市の三木ゴルフ倶楽部で開かれ、小学生104人が参加しました。 会場にはベルマークのブースが設けられ、子どもたちがベルマークを持参して記念品と交換しました。集まったベルマークは計2400点余。財団に寄贈され、困っている学校の支援に使われます。

 この大会は一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)などが主催しています。今回はJGTOが事前に「ベルマーク10点を持参すると記念品がもらえる」と選手に伝えてあります。記念品は、金物が特産の三木市からの提供で、箱入りのきれいな爪切り。ちなみに三木市はベルマーク収集にも力を入れており、市内の学校やベルマーク財団に寄付する活動をしています。

 ブースはカラフルなベルマークファミリーの絵で飾られ、開会式前から子どもたちや付き添いの保護者らが交換に訪れました。受け取ったマークを係員が回収箱に入れようとすると「10点あるかどうか、ちゃんと数えて」と子どもから声が。そこで、マークが風に飛ばされないよう気を付けて数えます。1点+1.5点+1.5点+……。「はい、ちゃんと10点ありました」。記念品を手にした子は「ありがとう!」と満面の笑みです。

 「持参したベルマークを会場で落としてしまった。何とかなりますか?」と心配そうな保護者がやって来ました。なんとJGTOはこんな時のために予備のベルマークを用意していたので、大丈夫でした。同様に、ベルマークの持参を忘れた子たちにも、最終的に「学校に戻ったらベルマークをしっかりやってね」と記念品が渡されました。多めにベルマークをもってきてくれた子もいて、集まった総数は2412.2点でした。

 スナッグゴルフは、ヘッドがプラスチック製のクラブで、テニスボールに似た球を打ちます。穴ではなく、面ファスナー素材の旗の土台に球をくっつける(snag)とホールアウト。ゴルフの基本を楽しく身に付けるために作られました。用具はベルマークで買うこともできます。

 大会は、コロナ禍で昨年が中止になったため、2年ぶりの開催でした。密を避けるため東西に分けた開催とし、東日本大会は7月に福島県で開かれました。今回は西日本大会で、正式な大会名は「第18回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in三木市」。地域予選を勝ち抜いた21の小学校チームが参加しました。プロゴルファーも深堀圭一郎、桑原克典、増田伸洋、山下和宏、久保谷健一、横尾要、上平栄道という7人のみなさんが「JGTOドリームチーム」として加わり、子どもたちと一緒に9ホールの勝負に挑みました。

 開会式の後、しばらく練習したらお昼ご飯。地元のお米を使ったカレーが提供され、みんなおいしそうに食べました。そして午後、いよいよ試合の始まりです。

 大人顔負けの美しいフォームで飛ばす子もいれば、気合が入りすぎて空振りし苦笑いする子も。「ナイスショット!」の声があちこちで飛び交います。ショートホールではホールインワンも続出。プロたちも負けてはいられません。子どもたちに向ける笑顔とは対照的に、真剣な表情でショットに臨みます。

 順位は、各チーム上位3人のスコア合計で競います。結果は70の東広島市立三ツ城小学校が優勝。キャプテンの中谷菜摘さん(6年)は「すごくうれしい。見守ってくれた監督、コーチ、保護者のみなさんのおかげです」と喜びを語りました。2位は78の東広島市立東西条小学校、3位は80で沖縄県の伊江村立西小学校でした。プロのドリームチームは71で、残念ながら優勝チームには及ばず。プロの参戦は今回で9回目ですが、戦績はこれで5勝3敗1分と、小学生たちの健闘が光ります。

 最後のあいさつは三木市立自由が丘東小の安宅優愛さん(6年)。「コロナで大変な中、大人たちが色々用意してくれたおかげで、とてもいいゴルフができました」と話し、大会を締めくくりました。

 表彰式が終わると、子どもたちはプロたちにサインをせがんで並びます。滅多にない機会だけに、一人に書いてもらうとまた次のプロへ。帽子がサインだらけになった子が続出しました。

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