新ベルマーク大使・真栄平京子さん


(2018/10/10)印刷する

 まだ真夏を思わせる日差しの9月のある午前。那覇市立小禄小学校(濱崎雅彦校長)のプレハブ校舎の一室で、PTAのベルマーク委員が仕分け作業をしています。その中に真栄平京子さんの姿がありました。

 長年ベルマーク委員長をつとめ、協賛会社のラッキーベルやショウワノートの販路を学校に作り、様々なキャンペーンにも参加。学校のために毎年のように冷水機を購入してきました。2人のお子さんが卒業した後も「すべての子どもたちの役に立ちたい」と、引き続き同校を拠点にベルマーク運動を続けています。

 数年前、真栄平さんはベルマーク運動の仲間の委員宅を訪れていた時に、くも膜下出血で倒れてしまったそうです。すぐに病院に運ばれて一命をとりとめましたが、「子どもは学校だし、家にいる時だったら助からなかったかも」。今でもMRI診察を続けているそうで、「ベルマークに救われたようなものです」と真栄平さん。

 この日は午後から、いま下のお子さんが通う同市立金城中学校へ。3年前の生徒会長選挙で「ベルマークを集めて冷水機を買う」を公約に掲げた生徒が当選しましたが、当時の同校はベルマーク預金がゼロ。協力を頼まれた真栄平さんはインクカートリッジを大量に集め、さらに「これだけでは足りない」と、独自に制服のリサイクル販売を始めました。その売り上げ2万3千円を寄付しに来たのです。

 たまったベルマーク預金に制服リサイクルの売り上げを足せば、冷水機が買えます。「もし余ったら、学校で飼っているウサギのエサ代に」。受け取った喜屋武浩司校長は「ありがとうございます、みんな喜ぶでしょう。ベルマークで買ったことをちゃんと掲示します」と、さっそく注文書に校長印を押していました。

 真栄平さんのお子さんは来春卒業だそうで、「その前に冷水機購入を実現できて良かった」。子どもたちは次々と巣立っていきますが、「これからもできるだけずっとベルマークの活動を続けたい」と真栄平さんは話してくれました。

ベルマーク商品

「クノール® カップスープ」栗かぼちゃのポタージュ(3袋入)

ベルマーク検収

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