オイスカが「子供の森」計画を報告


(2017/02/06)印刷する

インドネシア、フィジーの子どもたちが森づくりをリポート

 アジア太平洋地域を中心に36の国・地域で「子供の森」計画を進めている公益財団法人オイスカ(本部:東京都杉並区)が昨年11月、都内で「子供の森」計画と活動報告をしました。この計画は、ベルマーク財団の「友愛援助」対象事業の一つです。

インドネシアの活動報告をするリズキ君とケイシャさんと現地スタッフ(左から)

 急速な開発による森林減少で豊かな生態系が失われつつあるインドネシアと、海面上昇などが深刻なフィジーの農村地帯で、「子供の森」計画に参加している両国の子どもたちが来日し、現地の環境問題やふるさとを守るために取り組んでいる活動と、育てた森材の活用事例について、画像を交えながら報告しました。

 インドネシアの計画コーディネイターのエギさんが、工業化が進んで人口が増え、農地や森林が工場や団地に変わり、洪水や地滑り、森林火災などの自然災害が増えている現状を報告しました。ケイシャさんとリズキ君は、学校や地域で苗木を植えたり、ゴミの分別活動や肥料を作ったり、野菜を作ったりと幅広い活動に取り組む様子を伝えました。

 フィジーの計画コーディネイターのテビタさんも、温暖化による海面上昇などの被害や、乾季には水不足のために苗木が枯れたこと、大きなサイクロンの被害に見舞われた報告をしました。ベン君とメムシさんも、学校や学校に行く前に、自分たちが苗木から育てている果物が枯れないように水やりを頑張っている様子を報告しました。

 最後に、子どもたちがそれぞれの伝統的な踊りを披露しました。 オイスカ海外事業部の諸江葉月さんは「未来の地球に緑と子どもたちの笑顔があふれるよう、今後も子どもたちによる植林活動や持続可能な社会づくりへの取り組みを推進していきたいと思います」と話しました。

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