ベルマーク支援、ソフト事業も魅力
(2015/01/16)印刷する
「出前授業」にメディア関心/学校「ベルの力、新しい発見」
ベルマーク財団が主催している「理科実験教室」や「走り方教室」が、開催地の地元新聞やテレビで続々と取り上げられています。こうした教室は、財団が「ソフト面」でも教育現場に貢献する目的で取り組んでいて、ベルマーク運動の大切な援助活動です。設備品や教材をそろえる「ハード面」に比べると地味ですが、地元で報道されることによって広く知られるきっかけにもなります。「ベルマークの力って、すごい」。熊本の児童からの感想です。
11月14日の「こども高知新聞」(高知新聞)に、2週間前に開かれた理科実験教室「波のしくみと津波」の記事が載りました。「命が助かることは、とても大切/津波のがれた堀込さん(宮城県石巻市)大津小で講演」という見出しがつき、紙面の3分の2を占める記事でした。
この教室は財団の2014年度「教育応援隊」事業のひとつです。自ら被災した堀込智之さん、光子さん夫妻(ともに67歳)が、独自の実験装置で津波のメカニズムや怖さ、避難体験を伝え、子どもたちの防災意識の向上につなげてもらおうという狙いです。記事は、津波に襲われたときの生々しい様子を写真と光子さんの言葉で読ませます。
記事を書いた藤枝武志記者は、財団の担当者に対して「当事者、とくに被災者の言葉に勝る言葉はないと感じています。光子さんの思い、言葉を生かす形で作りました」と、取材した熱い感想をメールで送ってくれました。
財団では、へき地校に「一輪車講習会」「理科実験教室」「ミュージカル公演」「走り方教室」「アート教室」のソフト援助もしています。この1、2年ではとくに「理科実験教室」や「走り方教室」が報道されました。
「氷の不思議 実験」(北海道新聞)、「花、瞬時に凍った」(岐阜新聞)、「変化の過程に興味津々」(熊本・人吉新聞)、「走り方教室 元五輪選手などが指導」(奈良新聞)、「効率よい走り 生徒学ぶ」(京都新聞)……。財団の担当者は、教室の開催にあたって学校と講師と連絡を取り合いながら準備を進めます。地元メディアが教室を報道してくれることで、ソフト面の援助の存在がより広く知られることになれば、財団にとってもうれしいことです。
「へき地では学校が中心的な存在で、地域の人たちとの結びつきも強い。ふだん目にしている新聞やテレビで自分たちの学習の様子が報じられれば励みにもなるのではないでしょうか」と担当者は話します。理科実験教室を開いた三重県・鳥羽市立答志小学校の教頭先生は、地元紙に報道され、「出前授業のことが家庭でも話題にのぼったようです」と教えてくれました。
理科実験教室を開いた熊本県五木村立五木東小学校の教職員の感想です。「ベルマーク財団がこのような教室を開いていたことを初めて知りました」「子どもたちの驚く様子や笑顔がすばらしかった。このような形でベルマークが生かされていることは、新しい発見だった。これからも集めていきたい」。ソフト面援助は今後も続きます。


