「教育応援隊」ミズノ・スポーツ教室「走り方教室」
(2016/09/26)印刷する
横須賀市の鴨居小学校で3年生・4年生が参加
「ミズノ・スポーツ教室」の一つ、「走り方教室」が9月7日、神奈川県横須賀市の鴨居小学校(新倉邦子校長、454人)であり、ミズノスポーツサービスの西岡勝義さんが3年生82人と4年生74人を指導しました。テーマは「まっすぐ走る」です。
1、2時間目を使った4年生は残念ながら、雨のために体育館でしたが、3、4時間目の3年生は校庭で走ることが出来ました。
「隣の人を見ながら走るのは禁止。きょうは前だけを見て走る。前の木だけを見て走る。頭の位置と顔の位置を動かさないように意識して走る」
約90分間、2度の休憩をはさんで、ひたすらまっすぐ走る練習を繰り返しました。
右手を前に、左手を後ろに、ひじを曲げずに、グルグル回しながら、ゆっくりまっすぐ歩きます。
「わかんな~い」「むずかしい」と言いながらも、どの子も楽しそうです。西岡さんの「それ、背泳ぎ!」「それはクロール!」とテンポのいい注意が飛びます。
次は股関節を動かします。両手を肩の高さに真っすぐ伸ばしたまま、右手のひらを振り上げ目がけて、左足のつま先で1、2、3でタッチして歩きます。左手のひらに、振り上げた右足のつま先と、交互に繰り返します。徐々に動きが難しくなっていきます。
ここまでが準備体操。さあ、本番です。
頭の上に手を置いて顔を動かさないように走る。両手を肩の高さまであげたまま走る。気をつけの姿勢のまま走る。
「おへそから上が倒れている人がいるから気をつけて!」
西岡さんの注意が飛びます。子どもたちは繰り返し、走り続けます。
次に、その場で10秒間、「ももあげ」をしてダッシュ。足を伸ばして、座って、立ち上がってダッシュ。後ろ向きで、座って、立ち上がって、クルッと回ってダッシュ。
「走り方教室」の前はプールの授業でしたが、ネをあげる子どもは、一人もいません。
学校でも家庭でもできる2人で行う「ももあげ」の練習方法も教わりました。
向き合ったまま、片方の人は正座したままお尻を浮かせます。手は肩の高さに手のひらを下にして前に伸ばします。「ももあげ」をする人は、その伸ばした手のひらに「もも」があたるようにその場で足踏みをします。20回を3セット、必ず、朝、昼、晩と20回ずつ分けるのではなく、いつでもいいので一気にやります。ダラダラとやるのではなく、1回目より2回目、2回目より3回目と、スピードを上げていくのが鉄則だそうです。
最後は、全員でスキップして、終わりました。
参加した3年生の女子の感想です。「知らないことばかり教えてもらって楽しかったです」と上野心優(みゆう)さん。「手を回しながら走るのがむずかしかったです」と戎井友香さん。「すごく勉強になりました」と齊藤夏希さん。「辛かったけど、毎日練習したら運動会でも勝てそう」と長谷川あおばさん。みんな清々しい笑顔で話しました。
「走り方教室」はベルマーク財団の「教育応援隊」の一つ。今回は鴨居小PTAの2016年度ベルマーク委員長の杉山有紀子さんと副委員長の及川桃子さんが、横須賀市で開かれたベルマーク運動説明会に出席して「教室」を知り、10月の運動会前に開ければいいね、と申し込みを決めたそうです。
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【講師紹介】
西岡勝義(にしおか・かつよし)さん。1974年、和歌山県生まれ。大阪体育大浪商高、日体大体育学部卒。2000年ミズノウエルネス入社、10年にミズノスポーツサービスへ。競技歴は3千㍍障害、5千㍍、駅伝など。ハーフマラソン、フルマラソンにも出場しています。03年からは、ミズノ運動会必勝塾認定指導士、ミズノスポーツ塾指導員、ミズノランニング教室指導員など指導者としても活躍中。ベルマーク財団の「走り方教室」の講師は11年から。