ベルマーク便りコンクール優秀賞・岡崎市立福岡小
(2025/02/25)印刷する
愛知県岡崎市にある市立福岡小学校(磯村彰久校長、児童646人)が、ベルマーク便りコンクールで優秀賞を受賞しました。ベルマークの仕分けや集計を担っているのは、2年生の保護者からなるPTA生活委員の皆さんです。コンクールに作品を応募してくれた生活委員長の井桁未有希さんは活動を進めやすくするため、マークの整理方法の見直しにも取り組んできました。

応募作品は掲示物やプリント、学校ホームページに掲載された活動紹介記事でした。掲示物は各階に設置しているベルマークポケット付近に貼っています。イラストや学校のキャラクターを使って運動のしくみを説明したもの、クイズ形式で楽しく知識を得られるもの、ピクトグラムと標語を組み合わせたもの、季節感を出したものなど、子どもたちの関心を集められるようにさまざまなアプローチをしています。委員長の井桁さん自身が「どちらかといえば、真面目というより楽しみたいタイプ」なのだそうです。中でも一番力を入れたのはクイズです。「子どもたちには楽しみながらベルマークを集めてほしいと思っています。コンクールの受賞を聞いたときはうれしかった」と振り返ります。
ベルマークポケットの使い方を3か国語に翻訳した掲示物も特徴的です。同校に通っている児童の1割弱は外国にルーツをもっています。そのため、英語、中国語、ポルトガル語の3ヵ国語に翻訳したものも用意しました。




ベルマークポケットの設置は、井桁さんが委員長になった今年度から始めました。これまでも、子どもたちが各クラスで協賛会社のベルマーク番号ごとに袋に入れることはありましたが、集計の期日までにクラスでの作業が間に合わないときには、1箱にまとめるやり方をとっていました。新たな試みとして、ベルマーク番号ごとに入れるポケットを廊下に貼り出したことにより、子どもたちも生活委員の保護者も、会社別の仕分けを省略することができました。他にも「財団ホームページを見て、マークを小さく切り直さなくても、10枚ずつ束ねなくてもいいことを知り、 早速取り入れてみました」と教えてくれました。

活動の目安は月1回です。必ずしも学校に来なくても、自宅で集計ができる体制を整えてみようと、今年度をテスト期間としています。まず、生活委員でそれぞれ担当するベルマーク番号を決めました。自宅での集計を希望する人には、参観日や面談などの機会にポケットから担当するマークを持ち帰ってもらいます。学校に来る人もおり、ふたつの方法を両立させています。「今年度は、昨年度よりも生活委員の人数が少なかったこともあり、作業の簡略化に力を入れてきました。少ない人数でも活動を続けられるようになりました」といいます。
次の企画は、地域の方言の三河弁を使った「ベルマーク持って来りん!」のポスターや、協賛会社のお菓子を使った相性チェックチャート。「『クイズが簡単すぎる』という反応もあり、難易度をあげてみようと計画中」だそう。「目指しているのは、親しみやすさ。ベルマークが実は子どもたちにも密接に関わっていることや、支援につながっていることも知ってほしい」と掲示物づくりへの思いを語ってくれました。


