ベルマーク便りコンクール佳作・京都市立桃山東小


(2023/03/15)印刷する

 京都市立桃山東小学校(河原雅春校長、児童530人)がベルマーク便りコンクールの佳作に選ばれました。お便りを作っている中塚香保理さんは、初めてベルマーク活動に携わった4年前から毎年応募し、今回、念願の初入賞となりました。

河原雅春校長(左)と中塚香保理さん。中塚さんが着ているのは学校創立50周年のときの記念Tシャツ

 中塚さんが、PTA学活委員長になったのは2019年。当時、ベルマークの仕分け・集計は学活委員の保護者だけが担っていました。

 中塚さんは活動の効率化を図ろうと、お便りで改めてベルマーク運動の意義を伝えたり、他校の活動事例やマーク集めのコツをお知らせしたり、小分け回収箱の設置や、自身が住むマンションにも回収箱を置いてみるなど、出来るところからアイデアを行動に移していきました。特に効果があったのは、自宅でも仕分け・集計が出来るように中塚さんが考案した封筒のテンプレート。A4サイズ1枚の紙から、6枚のミニ封筒を作ることができます。表面には点数明細を記入できる欄があり、ベルマーク付き商品の一例も画像で紹介していて、子どもたちにも分かりやすい作りです。使ってくれる家庭も徐々に増え、一斉集計の効率化に役立ちました。

中塚さんが考案したミニ封筒

 しかし1年後、自身の任期を終えて引き継ぎをする時期になると「この年のさまざまな活動内容を伝えたら、士気が下がってしまうのでは」と考えるようになりました。そこで中塚さんは「子どもが学校に在籍している間は、ベルマーク運動を取り仕切りたい」と申し出ることにしました。

 ところが、そのタイミングで始まったのがコロナ禍でした。活動を控えなければならず、回収を呼びかけることすら出来ない状況が続きました。

 それでも諦めなかった中塚さんは2021年度、より活動しやすい環境づくりを継続するためにPTA本部の会計に立候補しました。コロナ禍が続く中、仕分け・集計のために多くの人が集まることは出来ませんでしたが、ベルマーク便りは一人で作成し続けました。この年からは、モチベーションをさらに高めていきたいと、有志を募ってベルマークボランティアも発足しました。

手作りの小分け回収箱
子どもたちも仕分けに協力してくれる

 4年目の活動となった今年度。PTA本部の監査をしながら、新たな試みとしてチャレンジしたのが、ベルマーク便りのペーパーレス化です。手書きのお便りをPDF化し、市の学校のシステムを使ってメールで配信することにしました。その結果、夏休み期間には、週2回の早いペースで情報を届けることに成功。中塚さんは「ペーパーレスによる経費削減、カラーで見てもらいたいという思いも実現できました」と話します。前年までにはなかった手書きの説明文や、季節にちなんだ鮮やかな装飾が盛り込まれています。

 今後の活動は、完全にボランティア制にすることを検討しています。「仕分け・集計に協力してくれる有志を募りながら、後継者を育成できたら」と中塚さん。「お便りは読んでくれた方から『知らなかった!』などのレスポンスもあるので、今後もマイペースで配信し続けたい」とも話してくれました。

ベルマークの集計をする保護者の皆さん

ベルマーク商品

鉛筆

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/15までの受付分を作業中