ベルマーク便りコンクール優秀賞・世田谷区多聞小


(2021/12/24)印刷する

 校舎の3階から、近くに渋谷の街、そして遠くには富士山も見える「丘の学校」、東京都世田谷区の区立多聞小学校(小泉一弘校長、児童673人)に取材に行ってきました。

 2021年度のベルマーク便りコンクールで初エントリーにして、みごと優秀賞に輝いた多聞小学校では、PTA会長の中井さんを中心に、『笑顔』が学校にはもっと必要だ!とのコンセプトでユニークなイベントを企画し、今までとチョット違うスタイルのベルマーク活動を模索しています。

 今回お話を伺った小泉校長先生、PTAの中井さん、相川さん、坂本さんからは、そんな雰囲気をあらわすような笑顔と、「たのしい」という言葉がたくさん聞かれました。

右から、PTA会長の中井直子さん、小泉一弘校長、副会長の相川智香さんと坂本ルミさん

 中井さんたちは、コロナ禍でもたのしい学校生活をつくっていこうと、PTAでさまざまな取り組みを計画していく中で、「実はベルマーク活動にはもっと色々な可能性があるのでは?」と気づいたそうです。

 「集めたベルマークをWFP(国連世界食糧計画)を通して世界の最貧国シエラレオネへ『学校給食として寄付ができる』ことを知り、コロナ禍だからこそ子どもたちに、もっと大変な環境で頑張っている人へサポートする気持ちを持ってもらいたい」と考えました。「日本ではわずか15点で買えるものはなくても、それがシエラレオネでは誰かの命をつなぐ1食になることが、ベルマークを集める大きな意義になると思います」と相川さん。

昨年度のハロウィン・ベルマークへの感謝を伝えるポスター

 また、「ベルマークってツライというイメージがありますが、ハロウィンにコスチュームを着てくるイベントと合わせれば、たのしい!プラス、役に立ててうれしい!のダブルになって、寄付ってイイね!につながると思いました」と坂本さん。

PTA室には今年のハロウィン・ベルマークの写真が飾られていた

 そうして企画された『ハロウィン・ベルマーク』。コスチュームを着てベルマークを持ってきた子どもたちの写真を見ると、どれも満面の笑顔が溢れていました。子どもたちにとっての初の社会貢献が、こんなにハッピーな記憶になるなんて素敵ですね。

 ベルマークの集計にも、しっかりとしたコンセプトがありました。心掛けたのは『都市伝説』に惑わされるな!ということです。

 ①きれいに切らなくてもいい

 ②テープで貼らなくてもいい

 ③初めからベルマーク・ポケットで仕分けして集める

 ④1点でもいい

 これを動画にしてホームページで紹介してから、劇的にベルマークは気軽な雰囲気になったそうです。

PTA室前に設置されたベルマーク・ポケット

 「ウォール・ポケットに仕分けをしながら入れるので、子どもたちがゲーム感覚で楽しく仕分けをしてくれるし、集計するのも企業ごとに分けられた数社分を「数え隊」が自宅で数えて袋に記入するだけなので、『もっと数えられるんですが、もうないですか?』と聞かれるほどでした」と相川さん。

 「テープで台紙に貼らなくてはイケナイ!綺麗に切らなくてはイケナイ!というルールはないのに、なぜか言い伝えのように続いてきたんですよね。不思議ですが……」と、中井さんはPTAの仕事の引き継ぎの難しさを痛感したそうです。

(左)PTAの引継ぎファイル(右)「数え隊ボランティア」に集計をお願いする際のキット

 多聞小PTAでは「ハロウィン・ベルマーク」以外にも「onlineラジ体」「zoomでダンス」などのユニークな企画を実行しています。色鮮やかなお知らせが公式LINEで届いたり、動画で情報を発信したり、Twitterで運動会を中継したり。さまざまなスキルのある保護者がのびのびチカラを発揮してIT化や個性的な活動を進めています。

 こうした新しい活動を後押ししているのは、「うちのイケてる校長です!」と中井さんに紹介された小泉校長先生です。「我々はとかく『ねばならぬ!』に縛られやすいものですが、それよりも『まずは1回やってみよう!』の姿勢で、何事もやっているんです」との言葉に、みなさんが深く深くうなずいていました。

 先生と保護者との信頼関係や発想の転換、そして「ハッピーの積み上げ」と中井さんがおっしゃっていた、多聞小みなさんの『明るさ』が成功の秘訣だと思いました。

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