ベル便りコンクール佳作 相模原市立九沢小
(2018/01/18)印刷する
役員退任後も学校のために、結集
初めての応募で佳作に選ばれました。相模原市立九沢小学校(田中秀樹校長、587人)の「ベルマークみっけ」は、ボランティアの「ベルベルぐみ」6人が発行しています。PTA本部役員の任期後も、子どもたちや学校の役に立つことをしたいと考えたリーダーの稲本静江さんを中心に、一昨年7月に活動を始めました。
「全員が好奇心旺盛でクリエイティブ、児童と学校を思う人一倍強い気持ち」にあふれている、とは田中校長のメンバー評です。アイデアが浮かぶや、すぐさま行動に移す姿勢は、「感謝の気持ちでいっぱい。ただボランティアなので無理をせず、家族第一でやってほしい」と心配するほどです。
「ベルマークみっけ」の由来は、子どもが宝物を探すようにベルマークを楽しみながら見つけてほしいという願いからつけました。書記係の羽部純子さんが作っています。イラストを多く使い、分かりやすい言葉選びを心がけています。伝えたいことが簡潔にまとめられ、レイアウトがきれいな点も特徴です。4月には新入生向けの特別版「ベルマーク始めました」も発行して、ベルマーク運動の仕組みや、どのインクカートリッジや紙パックが回収対象かも紹介しました。
月に1回の活動は、各クラスに置いてある回収箱を集めることから始まります。約4時間、和気あいあいと作業します。
学校の空中廊下にはベルマークコーナーがあり、手書きの掲示物や、手作りのテトラパック回収箱、初めてベルマーク預金で購入した各クラス分のミニソフトバレーボールの贈呈式の写真が飾られています。ベルマークを集めてくれる児童への感謝の気持ちも書いてあります。「ベルベルぐみ」創立1周年を記念して、ゆるキャラも作りました。ベルーガ(白イルカ)のオス、「べるる」です。尾びれでマークを切るのが得意です。名前は児童から公募しました。
稲本さんは「来られる時に来て、やれる人がやる、というやり方です。少しずつ子どもに浸透して長く活動していきたい」と言います。課題は活動費の捻出で、佳作の賞金もマークを財団に送る郵送料や紙代に充てるそうです。