ベル便りコンクール佳作 大阪・常盤小
(2017/01/19)印刷する
初入選した大阪市立常盤小学校(横田隆文校長、児童1156人)はJRや地下鉄の天王寺駅近くの文教地区にあります。
ベルマーク活動は、PTA学級委員長の八木菜穂子さん、二人の副委員長、図子真由美さんと吉岡由枝さんが中心です。強みは、歴代の委員長たちが役を退いた後も作業に集まってくれることです。
「ベルマーク通信」の題字にし、現在の形を定着させたのは、宮原祐基子さん。いま中学2年の次男が小学校3年の時に副委員長、翌年に委員長をつとめました。A4判1枚に、見出しと伝達事項を1、2行にまとめて、簡潔明瞭です。夏休みを除いて原則、毎月発行しています。

当時は作業日にも役員3人しか集まらなかったそうです。お茶を飲みに来てよ、30分でええから、買い物ついでにちょっと寄って、と声をかけ、一人、また一人と輪を広げてきました。
収集点数も3万点が6万点になると、欲が出ました。勤め先でもポスターを張り、ベルマーク付きのお菓子を食べている同僚を見つけると、「包み紙、あとでちょうだい」と声をかけたそうです。


「きょうはベルマークの作業日です。ベルマーク委員の人は手伝いに来てください」
昼休みに校内放送が流れると、勢いよく子どもたちが作業場の多目的室に駆け込んできます。
松本守隆先生が5年前に教務主任となり、「自分たちのことなので、子どもも参加させたい」というお母さんたちの考えに賛同してくれて、3年前には児童会にも委員会が出来ました。
大規模校の強みもあり、マークは集まりますが、作業がなかなか追いつかないのが悩みです。昨年度の18万3541点は府内で4位、市内ではトップです。ネタ探しに悩んだ以前と違い、現在の担当者、吉岡さんは「話題が勝手に飛び込んでくる感じ」と、これまでの蓄積に感謝しています。
受賞を機に、原型を守りながらも題字の変更や、地域に収集箱を置いてもらうことも検討していて、「(正、副委員長)3人は燃えています」と張り切っています。
