児童たちの手作りパネルがお出迎え/鹿児島・薩摩小で一輪車講習会
(2024/11/08)印刷する
鹿児島県さつま町の町立薩摩小学校(永田奈美校長、児童62人)で10月17日、ベルマーク財団主催の一輪車講習会が開かれました。
薩摩小は今年4月、求名、永野、中津川の3校が統合して誕生しました。いまは旧求名小の校舎で学んでいますが、旧中津川小を改装しており、3学期は新校舎に移る予定です。統合から間がないので、児童の一輪車の習熟度は差があります。ただ、一人一台と決めてから、挑戦する児童たちが増えているとか。10月6日に運動会が終わり、一輪車に取り組む時間が増えそうです。
今回指導する佐藤彩香(あやか)さんと橋本あんずさんは、海外の大会でも優勝経験があるトップレベルの選手です。
校舎に入ると、児童たちがつくったパネルがお出迎えしてくれました。
「佐藤彩香さん おじゃったもんせ!!」(鹿児島弁で「いらっしゃいませ」)
「橋本あんずさん Welcome」
思わぬ歓迎にインストラクターの2人とも大喜びでした。
最初に全校児童が体育館に集まり、永田校長が「待ちに待った一輪車講習です。ユーチューブで演技を拝見しましたが、すごくきれいで感動しました。本物に触れることが大事なので、感謝しています。みんなも、もっと一輪車を好きになってください」と挨拶しました。
まずは橋本さんが実演し、隣で佐藤さんが技を紹介していきます。横乗り、跳び乗り、蹴り上げなど乗り方。普通走行、片足走行、バック走行、タイヤ乗りなど走り方……。その後、橋本さんが音楽に合わせて、技を組み合わせた模範演技を披露しました。
児童たちが興味津々になったところで、2人への質問タイムです。
「いちばん難しい技は?」
「一輪車で何メートル進めますか?」
「走るのと一輪車のどちらが早いですか?」
「いちばん最初にできた技は?」
次々と手が挙がって、色んな質問が続きました。
休憩後、校庭に移り、実技指導を開始。1~3年生と4~6年生の二つのグループに時間を分けて、自分で一輪車に乗り、練習しました。4~6年生は20人以上で手をつなぐ演技に何度も挑戦し、児童たちの歓声と笑い声で、にぎやかな講習会になりました。
今回は学校の許可をいただき、鹿児島県内でベルマーク収集のボランティア活動をしている「かごしまベルマーク運動推進の会」の4人の皆さんが見学しました。ベルマークが子どもたちの役に立っている姿を実際に見て、喜んでもらえました。
後日、薩摩小から佐藤さん、橋本さんに児童たちの感想とお礼の手紙が届きました。みんな楽しかったようです。