難しい技もあきらめないで/愛媛・宇和島で3校合同の一輪車講習会
(2024/10/11)印刷する
「あともう少し! ガンバレー」。体育館内にひときわ大きな歓声や拍手が沸き起こりました。
愛媛県宇和島市の蒋淵(和田幸久校長、児童3人)、結出(信藤明秀校長、児童3人)、三浦(髙野良二校長、児童13人)の市立小学校3校合同の一輪車講習会が9月20日、蒋淵小を会場にして開かれました。ベルマーク財団の主催です。

宇和島は、新鮮な鯛の刺身に特製タレを絡めて温かいご飯にのせる郷土料理「鯛めし」やミカンの産地として有名です。年間を通して温暖なところですが、この日は夏のような暑さでした。
蒋淵小の和田校長が「3つの学校が一緒に講習ができてうれしく思います。今日は少しでも新しい一輪車の技に挑戦してみてください」と挨拶して、講習会はスタートしました。
この日の講師は、世界や国内の数々の一輪車競技大会で優勝などを重ねた佐藤彩香さんと橋本あんずさんです。
2人の紹介の後、すぐに橋本さんの模範演技が始まりました。音楽に合わせたソロ演技、また「スピン」「アイドリング」などの次々と難しい技が披露され、そのたびに大きな拍手がわき、華やかさに目を輝かせていた表情が印象的でした。その後は、児童たちの手を取って実技の指導。児童たちも休憩を忘れそうになるほど熱心に練習に取り組んでいました。



佐藤さんは「ほんとうに暑い中でしたが、みんな一生懸命なので教えがいがありました。これからも少しずつでも練習を続けてください」、橋本さんは「難しそうな技もあきらめないで、ゆっくりで良いので毎日トライしてみてください」と、それぞれ児童たちにアドバイスしました。
最後に児童代表が「今日はありがとうございました。見たことのない技を見られたし、苦手な技も少しできたのでうれしかったです」と大きな声でお礼の言葉を伝えました。さらに参加した児童全員からもそれぞれ一言ずつ感想を発表して、無事に講習会は終了しました。