失敗することを恐れないで/広島・高宮小で一輪車講習会


(2024/06/14)印刷する

 広島県安芸高田市の市立高宮小学校(正田政則校長、児童83人)で6月5日、ベルマーク財団主催の一輪車講習会が開かれました。

 同じ市内にあった川根小は40年以上、児童たちが一輪車に取り組み、昨年8月には財団主催の一輪車講習会も開かれました。川根小は今春、閉校となり、高宮小に統合されました。旧川根小に通っていた児童たちが一輪車を乗りこなすことが刺激になって、高宮小でも一輪車ブームが起きたそうです。

体育館での模範演技披露にびっくり

 講師は、全国や世界大会で優勝した経験のある鈴木奈菜さんと佐藤彩香さんです。1時間目は全校児童が体育館に集まり、映画「アナと雪の女王」の挿入曲「レット・イット・ゴー」に合わせ、佐藤さんがスピンやタイヤに乗るなどのソロ演技を披露。体育館に驚きの声があがりました。鈴木さんが「失敗することを恐れないで。きょうはいっぱい失敗して、うまくなりましょう」と呼びかけると、児童たちはうなずいていました。

 続いて場所を校庭に移し、今度は児童たちが自分で一輪車に乗りました。1年生と4年生、3年生と5年生、2年生と6年生の三つのグループに分かれ、2時間目から4時間目まで、それぞれ45分間、練習しました。

まずは乗る姿勢から学ぶ
自分に合ったサドルの位置に調整
「もう少し体をまっすぐに」と指導中

 一輪車に慣れている子もいれば、そうでない子もいて、児童たちのレベルはまちまちです。サドルの位置や乗るときの姿勢など基本を伝えた後、鈴木さん、佐藤さんから、レベルに応じた指導を受けました。できなかったバックでの走行や、乗ったまま停止するアイドリングができるようになり、「できたっ」「やったあ」という声があがりました。

 指導を受けた4年生の児童たちは「コツがつかめた」「体幹がしっかりしないと、一輪車に乗れないとわかった」「難しかったけど、ちょっとわかった」と口々に感想を話していました。

前後で手をつなぐ演技に挑戦。「できた!」

 お天気に恵まれ、汗ばむ陽気の中、あっという間に楽しい時間が過ぎました。4時間目の指導が終わると、6年生の児童が代表して講師2人にお礼の言葉を伝え、「できないことができるよう、これからもあきらめないでがんばります」とあいさつ。最後に鈴木さん、佐藤さんと一緒に校舎前で記念撮影をしました。

鈴木さん、佐藤さんと記念写真

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