一輪車講習会、初夏の福岡市立勝馬小で


(2023/07/25)印刷する

 福岡市の市立勝馬小学校(田中展史校長)で6月28日、ベルマーク財団主催の一輪車講習会が開かれました。一輪車にはまだ乗れない子どもたちもいる中、インストラクター2名のアドバイスに「笑顔」と「元気」いっぱいで熱心に練習に取り組みました。

 勝馬小は、福岡市の志賀島にあります。志賀島は、歴史で有名な「金印」が発見されたことでも知られています。金印は、教科書に出てくる印象的な国宝の中の一つ。江戸時代に博多湾にある志賀島で偶然に発見されたそうです。金印に刻まれた「漢委奴国王」の5つの文字から、中国・漢時代の皇帝から贈られたものと考えられています。

 このような古い歴史もあるほか、すぐそばに海がある豊かな自然に恵まれた環境の中に同小はあります。同小の児童数は31人、田中校長は「今日は、みんなワクワクして楽しみにしていた一輪車講習会です。頑張って練習しましょう」と講習会の初めに話してくれました。

 この日の講師は、日本一輪車協会の公認インストラクターの佐藤彩香(あやか)さんと、一輪車競技大会演技部門ソロ演技で総合優勝の経験のある小木真由子さんです。お二人は日本国内や世界の大会で優勝や準優勝など数多く経験されてきました。

 あいにくの空模様で、途中で雷雨もあったこの日、午前10時30分から児童全員が体育館に集まりました。1~3年生と4~6年生の2組に分かれて、2名のインストラクターからそれぞれアドバイスを受けました。自己紹介のあと、模範演技が始まりました。小木さんのソロ演技では、初めて実際に見る華麗な一輪車の技にみんなは大歓声。次々に拍手と声援が贈られました。その後、「片足タイヤ乗り」「跳び乗り」「ホッピング」など、児童がすぐにでも挑戦できる技を含めて披露されました。


 直接児童たちの手を取っての実技指導では「先生は、いつから一輪車を始めたの?」「すぐに乗れた?」など、身近にいるインスタラクターに興味深そうに質問を繰り返していました。練習の間の水分補給などの休憩時間にも、待ちきれずに体育館の壁伝い練習に取り組むなど一心に練習を繰り返していました。

 講習の最後に、児童代表から講習のお礼の言葉があり、「今日はわざわざ教えに学校まで来ていただき、ありがとうございました。これからも、みんなで出来なかった技にも練習をします」と話していました。講師からの「今日の講習会、楽しかった人、手を挙げて!」という声に、全員が元気よく手を挙げていました。

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