愛知・岡崎市立下山小で一輪車講習会


(2022/12/09)印刷する

 愛知県の岡崎市立下山小学校(鈴木紀予子校長)で10月28日、ベルマーク財団が主催する一輪車講習会が開かれました。財団では毎年、へき地学校に通う子どもたちに学びの機会を提供しています。

 講師は、日本一輪車協会公認インストラクターの佐藤彩香(さとうあやか)さんと、全日本一輪車競技大会ソロ演技の部で総合優勝した経験のある小木真由子(こぎまゆこ)さんです。

 下山小は1872年(明治5年)に開校し、今年、創立150周年を迎えました。47の市立小学校のうち、4番目に古い学校です。過去には、全児童数が200人を超えることもあったそうですが、現在は17人。「児童みんなで助け合える、家族のような雰囲気です」と鈴木校長は目を細めて話しました。

 毎年5月の大運動会では、「一輪車ドリル」を披露します。全員が音楽に合わせて演技をする自慢の伝統種目です。4月に入学したばかりの1年生も参加しますが、短い練習時間で技を習得するのには大変な努力が必要です。

 体育館に集まった子どもたちに、インストラクターはさっそく模範演技を始めました。サドルからお尻を浮かせて立つ「グライディング」、タイヤに両足を交互に乗せながら進む「片足タイヤ乗り」、片足をペダルに置き前後に動かしてその場でバランスを取る「片足アイドリング」など、次々と披露される技にみんな目がくぎ付けになっていました。

 運動場に移動して、練習開始。子どもたちの習熟度によって2つのグループに分かれ、実技指導です。一輪車に力を入れている下山小では、1人1台の一輪車が備えられています。佐藤さんは「毎回の練習前には、タイヤに十分空気が入っているか確認することが大事」、小木さんは「毎日少しずつでも、練習を繰り返すことで上達します」と練習の心構えを伝授しました。コツをつかんだ子どもたちは、次々と新しい技に挑戦していきます。「もう少しなのに」「惜しい」と悔しがっている子がいれば、「出来た!」と一段と大きな声で喜んでいる子もいました。


 練習後、講師が「今日、一輪車が上手くなった人?」「一輪車が楽しかった人?」と問いかけると、全員が大きく手を挙げました。代表児童の「来年の運動会に向けて、もっと上手に乗れるように練習を続けていきます」というあいさつからは、講習会を通してモチベーションが大きく高まったことが伝わってきました。

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