和歌山・高野町立花坂小で一輪車講習会


(2022/07/13)印刷する

 和歌山県の高野町立花坂小学校(田所勝美校長)で6月22日、ベルマーク財団が主催する一輪車講習会が開かれました。この日は、同県かつらぎ町立梁瀬小学校(山田真稔校長)と合同での開催となりました。コロナ禍も収束とはなりませんが、感染に十分な対策を取りながら、財団は今年度もへき地校支援のための一輪車講習会を実施します。この日が今年度初めての開催でした。一輪車にはまだまだ慣れない子どもたちもいる中、インストラクターのアドバイスに目を輝かせて真剣に聞き入る表情が印象的でした。

 花坂小の周りは、山に囲まれていますが、『世界遺産』の高野山へ通じる、かつては高野街道の宿場町としてにぎわったそうです。今ではトンネルも開通して交通が大変便利になっており、花坂名物の『やきもち』は高野山参りのおみやげとして有名です。同小の児童数は9人、田所校長は「今日は児童みんな、待ちに待った一輪車講習会で本当に楽しみにしていました。この秋にある運動会で、みんなで一輪車の技が披露できるようにしたいです」と話してくれました。

 この日の講師は、日本一輪車協会の公認インストラクターの佐藤彩香さんと、2020年の全日本一輪車競技大会ソロ演技の部アーティスティック部門チャンピオンの小木真由子さんです。二人とも全日本の大会や世界大会で優勝や準優勝の経験が数多くある第一人者です。

 午前9時30分から、花坂小と梁瀬小の児童合わせて13人が体育館に集まりました。田所校長の挨拶のあと、インストラクターの二人が自己紹介。そして、模範演技が始まりました。小木さんのソロ演技では、初めて目の前で見る華麗な演技にみんなうっとり。その後に「片足タイヤ乗り」「スピン」「アイドリング」など様々な技が披露され、大きな拍手がわきました。

 児童たちの手を直接取っての実技指導では、講師の二人から「初めはつま先に力を入れて乗ってみて」「足の太ももとお腹に力を入れてみて」など、それぞれ児童に合わせて熱心なアドバイスがありました。体育館の壁伝いなどは先生方にも補助してもらいながら、ゆっくりと何度も練習を繰り返しました。

 講習の最後に、児童代表からお礼の言葉があり、「講師のお二人にアドバイスしてもらい、できなかった技もできるようになりました」と、感想を伝えました。講師は子どもたちに「みなさん今日で大変上手になってくれました。これからも、みんなで教えあいながら続けて練習してください」と話しました。


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