1年生ペアが特訓/長野・南相木村立南相木小で一輪車講習会


(2021/12/24)印刷する

 ひと組の小さい男女のペアが、傘を片手に一輪車で体育館をくるくる回ります。長野県南相木村の村立南相木小学校(末石円校長、児童35人)で12月7日に開かれたベルマーク財団のへき地校支援ソフト事業「一輪車講習会」は、たった2人しかいない1年生が、演技の〝特訓〟に励みました。

 長野県の小諸と山梨県の小淵沢を結ぶJR小海線は、日本で最も標高の高いところを通る鉄道です。その小海駅から車で15分ほどの南相木小は、標高1020mだそう。村で唯一の小学校で、卒業生は近隣3町村で作る組合立の中学校に進みます。

 村では子どもを大切にしています。南相木小はオーストラリアの小学校と姉妹提携しており、修学旅行ではそれぞれの子どもたちが現地に赴いて交流しているそう。ただコロナ禍で昨年と今年は、残念ながら交流は中止となりました。代わりとして、オーストラリアから学校に鳥のぬいぐるみが送られてきました。「CJ」という名前で、みんなで交代で預かり大切にしています。

 そのCJを持って、真っ先に一輪車講習会の会場の体育館に入ってきたのが、1年生の新海薫さんと、三枝澪央さん。本日の、いわば主役です。「一輪車とけん玉に力点を置き、年間通して取り組んでいます」と担任の櫻井みさ子先生。年度末の参観日に、3分間ほどの技を披露するのを目標に、練習を続けています。

 この日の講師は髙田朝日さんと佐藤彩香さん。世界大会などで優勝歴のあるトップアスリートです。午前10時から始まった講習会の最初は、全校児童を前に講師2人が模範演技。そのスピード感と華麗さに、大きな拍手が沸きました。続いて技の紹介。片足走行や連続スピンなど、高度なテクニックに「うわぁーっ」「おおーっ」と歓声があがります。

 そのあとは講習。1年の新海さん、三枝さんは、さっそく一輪車に乗って自由に走り出しました。ほかに4年生6人も体育館に残り、教えてもらいます。でも春からずっと練習してきた1年生とは違い、まずは乗れるようになるのが目標。壁に手をつきながら進んでみます。なかなか難しく、嫌気が差して床に寝そべってしまう子も。でもみんな一生懸命練習し、中には数秒間は手放しで進めるようになった子もいました。

 30分ほどで4年生は授業に戻り、あとは新海さん、三枝さんへのマンツーマン講習です。講師からの提案で、手をつなぎながら前後を入れ替わる「電車」、進行方向を2人一緒に右、左と変えるクネクネ走行なども取り入れました。小道具の傘の使い方もアドバイスを受けました。

 失敗すると、最初からやり直し。一輪車は、実はかなりの体力を使います。小さな体の2人は、はあはあと息を弾ませながらも、ほとんど休みなしで、何度も演技を繰り返します。音楽にあわせた3分ほどの演技が、段々とすてきに仕上がっていきました。

 約1時間ほど学んで、この日の講習は終わりました。さすがに2人とも疲れた様子でしたが、新海さんは「初めてやった技でも、だんだんうまくなってきてよかった」、三枝さんは「できなかった技もあったけど、発表までには上手になりたいです」と、ともに前向きな話をしてくれました。

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