新潟・南魚沼で開催/みんな一輪車大好き


(2016/10/12)印刷する

 前日の雨も朝には上がり、八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳が少し雲の多い青空に映えます。越後三山に見下ろされる新潟県南魚沼市立三用小学校で9月27日に開かれた、ベルマーク財団の一輪車講習会には、全校児童約60人が参加しました。

はい、片手を挙げてー!
模範演技で高速スピンを披露する須郷さん

 体育の授業や勉強の合間に一輪車に熱心に取り組んでいる三用小の子どもたちですが、昨年ベルマーク財団から新たに一輪車5台が贈られ、ますますやる気が出てきたようです。体育館には鉄パイプの一輪車スタンド、練習用の手すり、電動空気入れもそろっています。5月の運動会では3~6年生が、日ごろ練習した技を発表しました。一輪車か、竹馬か、どちらかを選ぶことになっているのですが、竹馬を選ぶ子はいないとか。みんな一輪車が大好きなんですね。

 講習会は、約2時間の予定時間を二つに分け、前半は2~4年生、後半は1年生と5・6年生が、世界的アスリートの鈴木奈菜さんと須郷真弥さんから手ほどきを受けました。実習の前には例によって2人の模範演技が披露されました。一輪車がまるで体の一部のような、スピーディーで滑らかな動き、鮮やかなスピンに歓声を上げたり、息を呑んだり。

 「こんなの、頑張って練習すればみんなもできるようになるからね」。鈴木さんの言葉に、子どもたちの目の輝きがぐんと増しました。

 どちらの回も、比較的上手に乗れる子どもたちを鈴木さんが、まだちょっと苦手という子どもたちを須郷さんが担当しました。乗れる子チームは、一列になって走りながら腕を組んだり、手を上げたり、様々なバランスを試します。カッコいい蹴り上げ乗りや、2人で手を繋いで回転するメリーゴーラウンドなど、新たな技も試しました。鈴木さんの絶妙なアドバイスを受けて、少しずつできる子が増えていきます。その度に「できたー!」と、大きな声が上がります。苦手な子にはトンネル状の手すりが大きな味方です。「背を伸ばして」「顔を上げて」。須郷さんの指導で、怖々だった乗り姿がだんだん様になってきます。手すりから手を離して進んでみようか、そう思えたら後一歩。この日で一気に乗れるまでには至りませんでしたが、苦手意識はちょっぴり薄らいだようでした。

できた!メリーゴーラウンド

 あっという間の実習時間でしたが、プロの技を目の当たりにし、実践店なアドバイスに目からウロコの子どもたち。鈴木さんから「スポーツの基本となる体幹を鍛えるのにもってこいなのが一輪車」と教わって、「色んなスポーツがうまくなるそうなので、これからも頑張っていきたいと思います」と、感想も元気いっぱいでした。

いつ、手すりいらなくなるかな?

ベルマーク商品

三温糖500g

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中