島根県・亀嵩(かめだけ)小学校で理科実験教室


(2014/07/18)印刷する

ウルトラマンと忍者が光をつかまえた

 中国山地の山あいにある島根県奥出雲町の町立亀嵩小学校(安部茂寿校長、児童39人)で7月17日、ベルマーク財団の理科実験教室が開かれました。実験名人の講師、村上規代さんが宮崎県から駆けつけてくれ、太陽の光と紫外線について、手作りの実験材料で楽しく学びました。

できたよ、光をためるウルトラマンバッジ

 村上さんは元高校教師で退職後、子どもたちに科学の楽しさを知ってもらおうと全国を飛び回っています。地元の都城(みやこのじょう)発明協会理事も務め、生活に役立つものを作れないかと日々、工夫を重ねています。

 

 この日は全校児童が多目的室に集まり、太陽の光エネルギーをためる「ウルトラマンバッジ」作りに取り組みました。一人ひとりが2つの液体と光をためる特殊な薬品をビーカーに入れかき混ぜるとどんどん粘りが出てきます。これをウルトラマンの型枠に流し込むと固まっていき色を塗ります。型枠から取り出し光を当てた後、暗い所に置くと、ウルトラマンが光りだしました。

 児童らは「かっこいい」と大はしゃぎです。でも、うまく固まらず、何度も作り直した児童もいました。村上さんは「失敗した人は後でいいことがありますよ。どうして失敗したかを探すことが理科では大事なんです」と優しく声をかけました。バッジは服に着けておくと暗い所で光り安全に歩くことができます。

 

屋外で忍者バルーンスライム

 続いて「忍者バルーンスライム」作りです。のりと薬剤でぽよぽよしたスライムを作ります。これに村上さん特製の忍者えのぐを加えて、割りばしでかき回し、手でもむとできあがり。のばしてストローで息を吹き込むと風船(バルーン)のように膨らみました。ところがあら不思議。室内だと透明だったのが、校庭に出ると、赤や青や黄色に色が変わりました。忍者えのぐが太陽の光のなかにある紫外線をつかまえたようです。

講師の村上規代さん

 最後に村上さんは、紫外線は植物の生長などに必要だけど、人間が浴びすぎると健康に害があることや、日焼け止めクリームの使い方、帽子の役目などを話しました。児童代表の6年生、藤原拓美さんが「色が変わるスライムは初めてみました。面白かった」と村上さんにお礼を言いました。

 

 実験の後、村上さんのたっての願いで、児童たちと給食を食べました。地元の仁多米のご飯や、野菜とホタテの炒め物、豚肉と春雨のスープは学校で作っています。その美味しさに村上さんはびっくり。「水と空気とお米が良いとこんな贅沢な食事ができるのね」と喜んでいました。

「砂の器」の記念碑があります

 亀嵩は、松本清張の推理小説「砂の器」で一躍、有名になり、これまで地元で映画やドラマの撮影がありました。小学校の近くには記念碑があり、校長室には小説の本やビデオなどが展示されています。同小では来年度、県教育研究会の理科部門が開かれる予定で、そのプレイベントとしてベルマーク実験教室の開催を申請しました。安部校長は「子どもたちが生き生きした目で実験に取り組んでいたのが印象的でした」と話しました。

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