広島・三次市立作木中から感謝メッセージ
(2024/12/26)印刷する
広島県三次市の市立作木中学校(米丸康司校長、生徒26人)から、財団が贈った備品を活用している写真が届きました。同校は、今年度のへき地校支援対象校です。
生徒たちの目線の先にある液晶テレビと、それを支えるディスプレイスタンドが今回寄贈した品物です。「ICT機器を使った授業をするのにテレビが必要ですが、台数がなく、ひっぱり合いだったんです」と振り返ってくれたのは松枝竜三教頭。体育館にあるテレビを、理科室に持っていき、使い終わったら体育館に戻すといった具合に移動させる必要がありましたが、今回の寄贈で不便さが解消されたようです。
三次市の北部、島根県との県境にある同校。広島は神楽団体の多い県のひとつとして知られており、作木地域にも長い歴史をもつ神楽団がいます。作木中では、神楽団の皆さんの指導を受けて伝統をつなぐ活動を48年も続けています。今年度は2年生13人が、11月の学習発表会で「大江山」という演目を披露。7月から本番まで、週1回の練習を欠かさずに積み重ね、テレビで映像を見て練習をすることもあったそう。「地元の方だけでなく、県外の方から問い合わせが来たこともあるんですよ。作木中といえば『神楽』です」という松枝教頭の言葉からは、生徒を誇りに思う気持ちが伝わってきました。