徳島・美波町立伊座利小から感謝メッセージ


(2024/02/07)印刷する

 今年度、財団が支援したへき地校のひとつ、徳島県美波町の町立伊座利小学校(髙井賢二校長、児童7人)から感謝メッセージが届きました。交通の便を理由に、離れた地区にある由岐中学校の伊座利分校(生徒2人)も同じ場所にあります。2校をあわせ、「伊座利校」とも呼ばれています。

 寄贈品を選ぶ作業では、「買いたくても購入できないものや人数が少ないために購入できないものを検討した」と髙井校長。その結果、今年度認可された特別支援学級に置ける備品にしようという職員全員の思いが一致し、ジャンピングシェイプやスキルカードを選びました。ジャンピングシェイプは、飛び跳ねるだけで瞬発力や平衡感覚を身に付けることができ、体づくりに役立ちます。スキルカードは基本的な生活習慣やマナーを学べる教材です。特別支援学級に通う児童からのお手紙には、「これからもくれたものをつかって、べんきょうをがんばりたい」と記されていました。


 また、今回の支援では、毎年欲しいと思っていながらなかなか購入できなかった琴も選びました。「このような活動は、学校現場にとって本当にありがたいものです」と話してくれました。


 「にぎやかそ にぎやかな過疎の町」をうたい、地域振興に取り組む美波町は、徳島県の南東部にあります。町の南東部は広く太平洋に面していることから、太平洋側気候の影響で年間降水量がとても多いのが特徴です。

 にぎやかな町の実現に一役買っているのがアカウミガメ。美波町とウミガメの関わりは、1950年代に地元の中学生と先生がウミガメを研究したことから始まりました。1985年にはウミガメを専門とした博物館ができ、2009年にはNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台にもなりました。

 伊座利小の子どもたちも、海にまつわる体験学習に取り組んでいます。地元の漁師のみなさんに協力してもらって伊勢海老漁の体験をしたり、釣りの授業があったり、夏には他校の人にも来てもらう漁村体験イベントを通じて交流を深めたりするなど、町の魅力を存分に生かしています。

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