高知・黒潮町立拳ノ川小から感謝メッセージ


(2023/03/31)印刷する

 高知県の黒潮町立拳ノ川小学校(上田壮校長、児童16人)の子どもたちから、感謝メッセージが届きました。今年度、財団が支援したへき地学校のひとつです。

リボンをほどき、開くと…

 財団が贈ったのは、ソフトドッジボールやデジタイマー、電子ピアノなどです。品物の選定にあたっては欲しいものが多くあり迷ったそうですが、最終的に使用頻度の高さが決め手になりました。子どもたちが書いてくれたメッセージには「大事にします」「タイマーなどをくれたおかげで勉強やスポーツがはかどります」といった言葉が並んでいます。「16人で大切に使います」というメッセージもあり、全校児童が仲良く学校生活を送っていることが伝わってきました。

 高知市内から高速道路を使って約1時間半、県の西南地域に位置する黒潮町。山あいにある同校は児童数が少なく、クラス編成は2学年ずつの複式学級です。教職員8人が力を合わせて、子どもたちが楽しく通うことのできる学校づくりを目指しています。上田校長は、複式学級の良いところを「自分の課題を見つける力が養えること。学んだ知識を次学年に『系統性』を持ってつなげられること」だといいます。

 地域の協力を得た学習がたくさんあります。栗拾いやさつまいものつるさし、稲刈りなどを地域住民に教わり、自分たちで準備する「収穫祭」は今年、3年ぶりにコロナ禍以前のようにみんなで食事をとることができました。

 「若山楮(こうぞ)の蒸し剥ぎ体験」も特徴的です。地元の工房の力を借りて、全校児童が蒸した楮の表皮を剥ぐ作業に挑戦します。その後、5・6年生が紙すきをし、和紙が出来上がります。作った和紙は次年度の卒業証書になるという取り組みです。「拳ノ川小の子どもたちが、若山楮の蒸し剥ぎを通して地域産業の発展にも貢献しています」と上田校長は話してくれました。

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