大分・国東市立国見小から感謝メッセージ


(2022/12/09)印刷する

 財団が寄贈した体育用品を使っている写真が届きました。今年度、ベルマーク財団が支援したへき地学校、大分県国東市立国見小学校(丹田康彦校長、児童95人)からの感謝メッセージです。

 国見小は今年4月に開校したばかりの学校です。地域の児童数が減ったことから竹田津小、伊美小、熊毛小の3校が統合し、現在は旧伊美小の校舎を使っています。「国見」という地名は、2006年に国東市に合併される前の町の名前でした。新しい校名は市民から募り、「子どもたちの親しんでいる地名を残すことは、新しい学校の名前としてもふさわしい」とのことから決まりました。通学範囲が広いため、スクールバスは3台を運行しているほか、徒歩で1時間かけて通う児童もいます。

 同校が希望したのは、一輪車の練習用手すりとノンスリップカラーマット。3校それぞれにあった一輪車を足すと、30台にもなりましたが、「練習環境がなく残念に思っていた」と話すのは荒木茂先生。手すりを設置すると、子どもたちは早速、体育の授業や休み時間に使い始めました。「特に低学年は習得が早く、みるみるうちに進める距離を伸ばしている」といいます。カラーマットも、追加で欲しいとちょうど思っていたところだったそうです。


 体力向上に力を入れている国見小では「くにみチャージタイム」という時間を設けています。週3回、中休みの5分間を使って、ケンパー、反復横跳び、8秒間走の3つのメニューをこなします。8秒間走は、8秒でゴールするためのスタート地点を自分で決めてチャレンジする運動です。「どの子にも親しみやすい運動にすることで、楽しさを味わうことが目的」と荒木先生は話しました。

 地域の特色を採り入れた授業もあります。国見地区には、200年近く受け継がれている「国見歌舞伎」がありますが、5年生の総合的な学習の時間に、伝承活動をしている国見歌舞伎保存会からゲストティーチャーを招いて学んでいます。指導を受けた成果は、今後の学習会で発表する予定です。

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