鹿児島・曽於市立光神小から感謝メッセージ


(2021/11/04)印刷する

 今年度のベルマーク財団のへき地校支援の対象校のひとつ、鹿児島県曽於市の市立光神小学校(中島清昌校長)から、お礼の手紙が届きました。支援で贈られた品々を前にした子どもたちの写真と、一人一人が書いたメッセージがまとめられています。

 曽於市は大隅半島の付け根にあり、宮崎県と境を接している内陸の市です。人口は約3万4000人。2005年に末吉、大隅、財部の3町が合併して曽於市になりました。北部は宮崎市から太平洋に注ぐ大淀川の源流部で、南西部は主にシラス大地を中心とした丘陵が広がり、主産業は畜産や農業です。「そお星人」という公認キャラクターもいるそうです。

 光神小は、東九州自動車道の末吉財部インターから1キロほどのところにあります。今年度の児童数は11人という小規模校。明治25年創立で、来年は130周年を迎える伝統校ですが、中島校長によると、地域に若い人が働けるところが少なく、過疎化・高齢化が進み、児童数が減ってきているそうです。

 でも、11人の子どもたちは、みんな仲良く元気に過ごしているそうです。「授業は低・中・高学年に分かれて実施しますが、朝の活動や掃除などは、全員で一緒に取り組んでいます」と中島校長は話します。今回の支援で、光神小が希望した備品は、一輪車、ワンタッチテント、卓上ハンドボール盤、ソフトタイプのドッジボール、そして、なんと琴。「今は教科書の中に日本の音楽のことが載っている。本物に触れて学ぶ機会を作りたかった」とのことで、写真でも子どもたちは琴を前に笑顔でポーズをとっていました。本物のインパクトは相当強かったらしく、メッセージでも真っ先に琴について触れた子が多かったです。

 光神小は特色ある教育として以前から一輪車にも力を入れています。メッセージの中には「すぐのれました」と結果を報告してくれた1年生もいました。10月に開かれた運動会では、上級生を中心に色々な技を披露したそうです。本来はこの運動会、地域と一緒になって開いているそうですが、コロナ禍の昨年と今年は、密を避ける観点から学校単独での開催になりました。

 早くコロナ禍が去って、地域の皆さんと一緒に楽しめる運動会が開けるといいですね。

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