長野・天龍村立天龍中から感謝メッセージ


(2020/12/17)印刷する

 天龍村は、静岡・愛知両県と境を接する長野県最南端の村です。天竜川とその支流沿いに集落があり、人口は1200余人。山村ですが標高は300㍍未満と高くはなく、気候は温暖で、梅や桜は県下で最も早く開花するそうです。そこにある村立天龍中学校(塩澤孝仁校長、生徒15人)は今年度のベルマーク財団のへき地学校支援対象校でした。このほど学校から感謝メッセージと写真が届きました。


 天龍中に贈られたのは、大型プリンターとデジタルビデオカメラ。同校は、同じ山あいに位置する飯田市立遠山中学校、どんぐり学園向方中学校と「三校交流会」と称した合同授業を長年実施していますが、そこで使う教材を作るのに、大型プリンターがさっそく役に立ちました。

 また天龍中は全生徒で合唱練習する機会が多いそうです。ビデオカメラで撮影することで、自分たちの歌声をすぐに振り返って確認し、次の練習に生かすことができました。11月にあった村の文化祭で、生徒たちは鍛えた歌声を披露したそうです。

 ビデオカメラには、思わぬ効用もありました。コロナを契機に普及した「リモート」の手法を使い、同校は先日、東京の村出身者とシンポジウムを開きましたが、「カメラをパソコンにつないだので、生徒一人一人にズームさせて使うことができました」と宮下健治教頭。村内の小学校との「リモート」交流でもカメラは活躍。来年1月に予定されている開校60周年式典でも東京や愛知からリモート参加する人がいるそうで、カメラの出番は今後さらに増えそうです。


 天龍中は地域と一体となって「ハンガープロジェクト」を進めています。東京五輪にちなみ、特産のヒノキで作ったハンガー2020本を2020人のアスリートに贈ろうというものです。でもコロナで五輪は延期、ハンガーも1670本贈ったところで止まっているそうです。

 「うちのプール開きは4月。自称、日本一早いプール開きの学校です。長野県で最も早く春が訪れる村なんです」と宮下教頭。コロナの脅威も去り、晴れてプール開きができる春が訪れることを願ってやみません。

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小岩井 純水ぶとう

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