香川・高松市立男木中から感謝メッセージ


(2020/10/01)印刷する

 今年度、ベルマーク財団が支援したへき地学校のひとつ、香川県高松市立男木中学校(溝渕浩二校長、1人)から感謝メッセージが届きました。同校が希望したのはスティック型の掃除機で、届いたその日から子どもたちが清掃に使ってくれています。


 学校のある男木島までは、高松市北部にある高松港からフェリーで約40分。瀬戸内海の中心に位置し、人口約160人の島です。同校は島内唯一の中学校で、島の西側にあります。

 1947年の創立当時は54人の生徒がいましたが、人口減少のため、2011年に休校になりました。島内唯一の小学校は2008年からすでに休校していました。この時期、島にはひとりも子どもがいなかったそうです。しかし2014年4月、移住者やUターンで島に戻ってくる人が増えたことから、男木小中学校として学校が再開。現在、小学2・3・5年生と中学1年生のそれぞれ1名ずつが通っています。

 届いた写真には、新しい掃除機を使っている姿が写っていました。2016年に校舎が新しくなり、ピカピカな校舎を維持するため、掃除には力を入れているそうです。しかし子どもは小中あわせて4人、一緒に掃除する教職員は10人。藤澤一恵教頭によると、一人で教室の掃除をするため、力を合わせても20分の時間内ではなかなか間に合わなかったといいます。「子どもでも気軽に楽しく掃除できる道具が欲しいと考えた」ことから掃除機を選びました。

 「猫の島」「アートの島」という別名も持つ男木島。島に猫がたくさんいることがメディアに取り上げられたことから、一躍有名になったようです。「アートの島」と名付けられたきっかけは、2010年に始まって以来3年ごとに開かれている瀬戸内国際芸術祭です。瀬戸内海の島々を会場とした現代アートの芸術祭で、島の住民が増えるきっかけのひとつとなりました。

 藤澤教頭に島のおすすめポイントを伺うと、映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった男木島灯台だと教えてくれました。タコとにんにくもおいしいそうです。

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