福島・楢葉町立楢葉中から感謝メッセージ
(2025/02/13)印刷する
2024年度の東日本大震災支援対象校のひとつ、福島県の楢葉町立楢葉中学校(松本涼一校長)から写真が届きました。財団から贈ったのは、賞状盆、スクールタイマー、コンパクトミシンです。

賞状盆

コンパクトミシン

スクールタイマー
同校のある楢葉町は、2011年の東日本大震災による原発事故で、全町民が避難を余儀なくされました。楢葉中は約1年間の休校を経て、2012年4月にいわき市内の仮設校舎で授業を再開。震災から6年が経った2017年4月、楢葉町に戻りました。同時期に地元に戻った楢葉南小・楢葉北小(2校は統合し、現在は楢葉小)は、2022年3月まで楢葉中の校舎を借りて、学びを共にしました。楢葉中の福尾淳教頭によると、その間、学校の備品・教材は小中学校で共有して使っていたそうです。
同年4月に楢葉小が開校するにあたり備品・教材を整理したところ、足りなくなったのが、今回の支援で贈った品物でした。楢葉中では、教科特有の特別教室を充実させようという取り組みを進めており、スクールタイマーは特に役立ったようです。
2017年に地元で学校が再開したとき、全校生徒数は43人でした。生徒数は少しずつ増え、現在66人。2024年度からは、震災の影響で活動拠点を静岡県に移していた、サッカー選手を養成するJFAアカデミー福島が楢葉町に戻ってきました。アカデミーの女子中学生が楢葉中に通うことから、一気に生徒数が増えたそうです。