ターゲット付きミニサッカーゴールなどを購入/福島・田村市立都路小学校


(2021/03/09)印刷する

 2020年度の東日本大震災支援対象校のひとつ、福島県の田村市立都路小学校(安瀬一正校長、児童44人)から、支援で購入したターゲットマット付きミニサッカーゴールと、元気なポーズをとった子どもたちを収めた写真が、ベルマーク財団に届きました。ターゲットマットには点数を記した穴が5つあいていて、子どもたちはボールが通った点数を数えながら楽しんでいるそうです。

 今回の支援で都路小は他にホワイトボードやアクリル製の直線定規なども購入しました。「学習環境を整えていただき、ありがとうございます」と藤田孝行教頭。

 都路小のある地区は、もともと二つの小学校がありましたが、地区の一部が事故を起こした原発の20㌔圏内にかかったこともあり、内陸部の校舎に移って合同で再開しました。3年後に元の場所に戻りましたが、少子化が進んだこともあり、2017年度に統合して都路小になりました。

 安瀬校長は震災当時も地区の小学校で校長を務めていました。その経験から、子どもたちには「何かあった時、自分一人では何もできない。みんなで力を合わせて」と伝えているそうです。

 地区には高齢者が多く、「子どもたちの活動が元気の源になっている」と安瀬校長。子どもたちが中心になって地元産のキュウリで作ったジャムの製品化を始めました。都路小もその活動を引き継ぎ、修学旅行先の東京などでPR活動をしたこともあります。

 震災から10年たった今年2月13日、福島県沖で大きな地震があり、田村市は震度5強を記録。市学校給食センターの天井材がはがれ落ちるなどして調理室が使えなくなり、同校は3月現在も子どもたちが弁当を持参して来ているそうです。学校自体には大きな被害はなく「子どもたちも落ちついていました」と藤田教頭は話していました。

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