福島・楢葉町立楢葉南小・楢葉北小から感謝メッセージ


(2021/03/02)印刷する

 2020年度の東日本大震災支援対象校のひとつ、福島県の楢葉町立楢葉南小学校・楢葉北小学校(堀本晋一郎校長、児童100人)から、感謝のメッセージと写真が届きました。


 支援で購入したのは10メートルの長縄4本、ワイヤレスチューナーユニット、電動空気入れ。このうち長縄は、今まであったものより長く、みんなで楽しむことができるそうです。2月の「なわとび月間」ではこの縄も使い、学年単位で長縄跳びの練習に励みました。スクールバスで通学する児童がほとんどなので、学校では体力向上のため持久走や全校での運動遊びなどに力を入れており、なわとびもそのひとつです。

 楢葉町は2011年の震災に伴う原発事故で、全町民が避難を余儀なくされました。楢葉南小、楢葉北小ともに一時休校の後、翌2012年4月にいわき市内で合同で再開。同年12月には同市内の仮設校舎へ引っ越しました。2017年度からは地元に戻り、町立楢葉中の校舎を借りて一緒に学んでいます。2022年度に両校は統合し、改修した楢葉南小の校舎に移る予定です。

 震災前は両校合わせて約430人の児童がいましたが、町に戻った時には62人に減っていました。でもその後は毎年少しずつ増えています。「うれしい限り。子どもたちは年々元気になっています。故郷に戻ってきたことで、保護者の生活や心が安定してきたのが大きい」と堀本校長。町には現在、住民の約6割が戻ってきているそうです。

 今年2月13日に発生した福島県沖の地震で楢葉町は震度6弱を記録。でも同校は物が散乱した程度で大きな被害はなかったそうです。3月25日にはオリンピックの聖火リレーがJヴィレッジ(楢葉町、広野町)からスタートする予定で、町内の出発地点では3年生の子どもたちが、地元に伝わる「天神太鼓」を演奏して盛り上げることになっています。

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