東北から熊本へ、支援の輪


(2017/01/19)印刷する

 東日本大震災の被災校から、昨年4月の熊本地震で被害を受けた学校へ、支援の輪が広がっています。児童会が義援金を集めて贈ったり、必要な教材をメッセージとともに届けたり、形はさまざまですが、子どもたちが主体的に動いているのが特徴です。

 自分の学校で集めたベルマークを初めて使って買いものをし、熊本の被災校に贈った学校もあります。宮城県・南三陸町の志津川中学校(菊地道雄校長、生徒238人)です。

 贈り先は熊本県・御船町の小坂(おざか)小学校(山本定校長、児童206人)で、いま3年生以上が校庭の仮設校舎で学んでいます。

 志津川中は小坂小の希望を聞き、教材やノートを教室の大型テレビに映すモバイル書画カメラを贈りました。この交流は生徒会の発案でした。

 2校のつながりは、熊本地震後の6月から志津川中の養護教諭、遠藤幸さんが応援のため小坂小に派遣されたのがきっかけに生まれました。

 9月には「生徒一同」の名で、長い激励文も送りました。

 「怖かったし、つらかったし、とても悲しかったと思います。私たちもみなさんと同じ小学生のときに、東日本大震災を体験し……みなさんの気持ちはすごくよくわかります」

 激励文はさらに、被災地の大人たちを力づけたのは小中学生の元気に活躍する姿だったと聞いたとしたうえで、「みなさんなら、きっとやれます。応援しています。ガンバレ 小坂小学校」と結んでありました。

 東北の被災校には全国から支援品やメッセージが届きました。「生徒たちは感謝の気持ちを抱き、そして熊本の大変さがわかるんですね」。志津川中の菊地校長はそう語ります。

 その一つの結実が、生徒たちのベルマーク活動でした。

 

⇒ 支援の書画カメラが活躍~まだ気の抜けない地震/熊本・御船町・小坂小~

 

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