高校生が科学者と討論
(2016/10/18)印刷する
第一線の科学者が高校生向けに講義するMFS2016シンポジウムが10月9、10の両日、東京都新宿区の東京理科大学神楽坂キャンパスで開かれました。
世界の科学者が、各国をまわって開きます。日本では初めての開催で、ベルマーク教育助成財団理事の黒田玲子・東京理科大教授が議長を務めました。
講義はすべて英語です。全国から応募した高校生164人が聴講しました。うち、地震被災地である岩手、宮城、福島、熊本各県1人、計4人の高校生に対して、黒田理事の提案でベルマーク財団が旅費を補助しました。
大会には、野依良治さん、鈴木章さん、天野浩さんたち国内、外のノーベル賞受賞者5人をはじめ世界の科学者15人が、講演や進行役を務めました。
研究者と高校生が討論するパネルディスカッションでは、黒田理事の司会で「歴史上、一番重要な科学的発見は何だと思いますか?」という題に、高校生たちは「宇宙の始まりのビッグバン」「ナイロンの発明」など、元気な意見を流暢な英語で発表していました。
黒田玲子・ベルマーク財団理事(中央)の司会で高校生たちが科学者に質問しました=東京都新宿区の東京理科大学で