仙台で小学生のスナッグゴルフ全国大会 震災被災地の子どもたちも


(2015/09/29)印刷する

力強いショットで競技開始

 楽しみながらゴルフの基礎を身につけるスナッグゴルフの小学生の全国大会が9月21日、仙台市泉区の仙台ヒルズゴルフ倶楽部で開かれました。1チーム6人で22小学校の132人が参加し、うち岩手・福島両県の東日本大震災の被災地から3校が招待されました。ベルマーク財団も後援しました。

 スナッグは「Starting New At Golf」の略で、米国のプロゴルファーが考案しました。テニスボールよりも一回り小さく、表面が毛羽だっているボールを2種類のクラブで打ち進め、カップ代わりのスナッグフラッグにボールをくっつけるものです。

 開会式で「スナッグゴルフの道具はベルマークで購入できます」という紹介もありました。

 競技は、フェアウェー上に設けた21~88ヤード(パー3~5)の9ホールを回ります。保護者らがラフから見守るなか、選手たちは力強いショットを放ったり、パットを慎重に決めたりしていました。

 谷原秀人さんらプロ選手6人も「ドリームチーム」をつくって参戦しました。なかにはプロを上回る好スコアでホールアウトする子もおり、プロはたじたじでした。


会心のパット
ゴルフとは勝手がちょっと違い、「むずかしいなあ」とプロ選手たち


 今年は広島県東広島市の市立三ツ城小学校が優勝しました。

優勝した東広島・三ツ城小チームがプロ選手たちと並んで

 主催した一般社団法人日本ゴルフツアー機構(海老沢勝二会長)の宮内勝・貢献事業部長によると、スナッグゴルフは全国約600の小学校で取り組まれ、導入校も毎年増えており、「認知度がだんだん高まっている」といいます。さらに児童を増やすため、これまで約300校に道具を贈ってきました。

 同機構は大震災被災校への支援にも力を入れており、岩手・宮城・福島3県の59校に道具を寄贈しました。また、プロ選手を被災校に派遣し、ゴルフの楽しさを教えたり講演したりしています。

締めくくりに全員で記念撮影

ベルマーク商品

マンガン乾電池「クリーク」

ベルマーク検収

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