宮城・石巻市立門脇小から感謝メッセージ


(2015/03/20)印刷する

142年の歴史に感謝/3月22日に閉校式/記念誌とDVD、財団に届く

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の市立門脇(かどのわき)小学校(佐々木隆哉校長、109人)が3月、142年の歴史に幕を下ろします。近くの石巻小学校との統合が決まったためです。在校生78人のほとんどは、4月から統合先の石巻小に通います。

子どもたちの思い出がぎゅっと詰まった記念誌とDVD

 門脇小は、震災で児童7人が犠牲になり、津波と火災で校舎を失いました。直後の4月から、門脇中学校の3階を間借りして授業を再開しました。その後、元の場所に仮設の図書室や理科室などの特別教室だけはできましたが、結局、戻ることはかないませんでした。

 閉校が決まったのは2014年3月。それから閉校事業実行委員会を立ち上げ、記念誌や記念碑の製作、閉校式などの行事を計画、石巻小との交流を始めました。

 わずか1年という限られた時間でしたが、3月22日には閉校式、24日には記念碑除幕式を行うことが決まりました。記念誌「あしあと~142年に感謝~」とDVDも完成し、支援してくれた団体・個人に贈りました。

 同小は、14年度にベルマーク財団が行った学校設備費用の支援で、教室用の掛け時計を購入しました。時計は黒板の上に設置されました。その様子を写した写真はベルマーク新聞新年号(1月10日発行)でも紹介しました。黒板には「ありがとう」の文字。女子児童2人が笑顔で時計を指差していました。

 佐々木校長によると、この時計も児童たちといっしょに石巻小へ引っ越すそうです。

ベルマーク商品

ソプラノリコーダー 302B(G)/ 303B(E)

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