東北の被災校支援、これからが大切


(2014/08/07)印刷する

ウェブベルマーク協会がフォーラム開催

講演する鈴木利典・気仙中校長

 昨年9月にスタートしたウェブベルマーク運動。ネットショッピングで東北の被災校支援資金を生み出すこの運動が、まもなく1周年です。ウェブベルマーク協会が7月31日、東京・築地でフォーラムを開催しました。

 催しには運動の協賛会社やサポーター企業の関係者、被災校の校長、写真を通じて被災地から現状を発信している「キッズフォトジャーナル」の子どもたちが招かれました。

 ウェブベルマーク協会の小島敏郎理事長は、公的機関に寄せられる被災地への寄付金が激減している事実を指摘、震災経験の風化を許さず、息長く支援を続ける必要性を訴えました。「ウェブベルマークはまだ滑走路を走っている段階。離陸へジャンプするよう応援してください」と理解を求めました。

撮影した写真に託した思いを語るキッズ記者たち

 続いて岩手県陸前高田市の鈴木利典・気仙中校長が「大槌町・陸前高田の学校はいま」と題して講演。震災を体験した子どもたちは、生きることの大切さを肌で感じていると語りました。

 校長は生徒たちの明るい表情の写真を紹介しながら、教員と生徒が正面から向き合い、一日一日を懸命に過ごす被災校の日常を説明し、「いまの教育に失われたもの、本当に必要なものを、彼らが問いかけている気がする」と結びました。支援については「箱ものではなく、みんなで取り組む行事や作業で使う、ふつうの学校に必要なものが、被災校でもほしいのです」と説明しました。「ベルマークは必要な物を選んで買えてミスマッチがない、ありがたい支援です」と話しました。

熱唱してくれた臼澤みさきさん

 被災地の暮らしを撮影しているキッズ記者たちも登壇し、ふるさとへの思いを語ってくれました。会場にはずらりと写真が展示されました。

 最後に、鈴木校長の教え子でもある大槌中出身の歌手、臼澤みさきさんがミニコンサートを開き、民謡で鍛えた見事な歌声を披露して拍手を浴びました。

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