支援のスピーカーが役立つ


(2014/05/29)印刷する

福島・富岡一中二中

 東日本大震災による福島第一原発の事故のため、原発にほど近い福島県双葉郡富岡町の中学校2校と小学校2校、幼稚園は、地元から約40キロ離れた同県三春町の旧工場管理棟にそろって避難し、不自由な「間借り校舎」の日々を送っています。

いろいろな行事で重宝しているスピーカーアンプ

 ベルマーク財団の被災校支援を受けており、富岡第一中学校と富岡第二中学校では、それを活用してスピーカーアンプをこのほど購入し、たいへんに役立っているそうです。

 このスピーカー、机などに置いて使うと高さ40センチと小ぶりですが、床面にすえて支柱を延ばすと、2メートル近くにもなります。

 学校では旧管理棟の食堂だった大きめの部屋を集会や発表会などの行事に使っています。これまであった小さなスピーカーではよく聞こえなかったものの、今度のスピーカーは出力も大きく、声がよく通ります。

1階の富岡一小・二小では千葉大の学生ボランティアが活躍していました

 「ここはもともと学校ではなかったので、放送室もありません。支援でいただいたスピーカー、本当にありがたく思っています」と、二中の佐藤公一教頭は話していました。

 避難指示が出たままの富岡町に戻れるめどはまったく立っていません。旧管理棟の1階には、富岡第一小学校と第二小学校が入っており、千葉大学の学生ボランティアが児童の勉強をみたり、運動会での踊りの練習指導に取り組んだりしていました。

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